刑事コロンボ　第61話　死者のギャンブル

1992年

殺す人　タイン・デイリー

殺された人　スティーブ・フォレスト

殺すつもりだったのに、うっかり殺されてしまった人　グレッグ・エビガン

巻き添えで殺された1番気の毒な人　レオン・シンガー

今回のお話で1番ビックリしたのは、この巻き添えで亡くなった庭師について誰も言及しない事ですよ。この脚本家どう言う人生送ってきたんでしょう。コロンボに一言何か追悼の言葉を言わせるべきでしたよ。原語の方ではそこに触れてるセリフあるんですかね？

庭師を演じたレオン・シンガーさんの名前何処かで見た気がしたんですが、昨年お亡くなりになってて、今年のアカデミー賞の追悼コーナーで確か見かけてたんだすな。だから覚えてたのか。

シンガーって名前が珍しくて余計気になってたのかもね。

コロンボ・シリーズ史上1番多く人が死んだ回かもしれませんね。金にまつわる殺人事件の不毛さにうんざりします。

財産を独り占めする為に夫とその甥っ子を殺したアル中女を演じたのは「ダーティ・ハリー3」でキャラハン刑事の新しい相棒ケイト役してたタイン・デイリー。ケイトを演じたのは30歳の頃で、この回では46歳。うーーん。この体型で刑事役はチト無理かしらね。「ダーティ・ハリー3」の時はカッコよかったのにね。

で、やっぱり財産独り占めの為に実の伯父殺害を計画し手作り爆弾を車に仕掛け、その妻で有るアル中伯母さんを誘惑して手懐けたつもりでいたのに、間抜けにもアッサリ彼女に殺されてしまったおバカなギャンブル依存症の男を演じたのはグレッグ・エビガン。

彼は「トラック野郎BJ」のBJだよね！！！カッコよかったのにーー！なにこの役！

くーーーー！

2人から命を狙われる因果な大金持ち役を好演するのはスティーブ・フォレスト。何となく見た顔だと調べたらドン・シーゲル監督作「燃える平原児」でプレスリーの腹違いの兄さんクリント役してた人だわな。

プレスリーも元気で生きてたら、こういう役したんだろうか。生きてればこの頃はまだ60代半ば位だもんね。

色んな意味で時代が変わった事を実感するこの回。

コロンボ警部、いつまでも大変だなぁ。



写真1 甥と義理の伯母さん。やましい2人。
写真2 トラック野郎BJ。好きだったわー。
写真3 キャラハン刑事と相棒ケイト。