深夜の告白

2021年3月6日 映画
深夜の告白
1944年 アメリカ

監督 ビリー・ワイルダー

フレッド・マクマレー 
バーバラ・スタンウィック

1944年と言えば太平洋戦争真っ只中だよ。そんな時にハリウッドでは不倫が絡む保険金詐欺の映画を撮ってるんだよね………。

お話の舞台は戦争が始まるちょっと前なんだけど、これは1920年代に実際に有った事件を元にしてんだとか。ほほー。

アメリカにおいても「女性が主導権を持った保険金殺人事件」の走りだったんだね。

「私は腐った女よ」や「黙れよベイビー」にも時代を感じつつ、却って新鮮で面白くもありますな。

脚本は監督ビリー・ワイルダーとお金の為に映画会社に入ったレイモンド・チャンドラーの共同執筆。この取り合わせも、今となってはえええ!!!な組み合わせ。タイプ全然違う感じだしね。

ノワール映画の古典的名作と言われるだけ有って、グイッと引き込まれて観てしまいました。「ララミー牧場」の肝っ玉母さんバーバラ・スタンウィックが恋する悪女を美しく演じてます。

ハードボイルド小説で名を上げたチャンドラーは相当気難しい人だったようで、その姿からも観て取れる様ですよ。だけど小難しい事言ってる割には、自分が脚本書いた映画にチャッカリとカメオ出演しちまうなんて、本当はお茶目さんなのかもね。

彼の奥様は入隊同期の友達の継母って……。マザコン気味だったのかな?

写真 座ってるのがチャンドラーさん。

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