2019年 アメリカ/スウェーデン
監督 アリ・アスター
フローレンス・ピュー 他
異質な文化を持つ人達の村で、彼らの風習に振り回された挙句に血祭りになりましよ的な恐ろしさ。なのに変に納得してる自分もいて、そはそれで恐ろしいかも。
感情やらを大勢でシェアしちゃうめんどくささも怖い。でもこう言う場所で生まれ育って外の世界を知らなければ、それを変だと思わずにいるんだろうね。
四半世紀前富士の裾野に無理やり作られてたかの村も、あの時捜査が入って解体されなければこんな感じにそこだけ異質な世界を形成したのかしらん。
高い壁を作って閉じこもり、そこで産まれた子供達には「外には恐ろしい巨人がいるんだよ」と教えてたりね。うーーむ。あり得そうで怖い。
村人のセリフの中に北欧神話始祖の巨人ユミルの名前も出て来て、今まさにファイナルシーズン真っ最中の「進撃の巨人」ファンとしてはむむむとアンテナが立ったのですよ。(笑)
その意味ではホラー映画なんだろうけど、監督に言わせると失恋映画なんだとか。確かにねぇ、そうとも言えるが………。
アスター監督は今村昌平作品にも影響を受けたと話していて、姥捨の習慣のある日本に衝撃を受けたのかもね。と言うか、もしかしたらキリスト教が入る以前の北欧などにもこう言う風習が有ったのかもだ。
色んな意味で考えてしまう作品でしたよ。
そして何と言ってもこの映画の私的目玉は「ベニスに死す」のタジオ君の老いさらばえた姿。なーんて言うと大変失礼で、実際のビョルン・アンドレセンは歳とってもカッコいい爺さんです。が、ここでは敢えてボロっちい爺ちゃんになってます。
そこも見所よねぇ。
そう言えば「ベニスに死す」のプレミア上映会の時、一年経って成長したビョルン君を見たビスコンティ監督が「美貌が衰えた」と薄ら笑いした等々の話をどこかで読んで、今まで好きだったビスコンティ監督がすっかり嫌いになりましたよ。
ご先祖様のお金でのうのうと(それなりに悩みは有れど)暮らせる身分で、早くに両親を亡くし頑張って生きてる少年をせせら笑うとは!と。でも嫌いと言うのはね、好きって事なんすけどね(キョエちゃんかよ)
まぁ、どうでもいい話なんですけど。
写真1 フローレンス・ピュー
写真2 タジオ君
写真3 今でもロックオヤジ!指長いなぁ。
監督 アリ・アスター
フローレンス・ピュー 他
異質な文化を持つ人達の村で、彼らの風習に振り回された挙句に血祭りになりましよ的な恐ろしさ。なのに変に納得してる自分もいて、そはそれで恐ろしいかも。
感情やらを大勢でシェアしちゃうめんどくささも怖い。でもこう言う場所で生まれ育って外の世界を知らなければ、それを変だと思わずにいるんだろうね。
四半世紀前富士の裾野に無理やり作られてたかの村も、あの時捜査が入って解体されなければこんな感じにそこだけ異質な世界を形成したのかしらん。
高い壁を作って閉じこもり、そこで産まれた子供達には「外には恐ろしい巨人がいるんだよ」と教えてたりね。うーーむ。あり得そうで怖い。
村人のセリフの中に北欧神話始祖の巨人ユミルの名前も出て来て、今まさにファイナルシーズン真っ最中の「進撃の巨人」ファンとしてはむむむとアンテナが立ったのですよ。(笑)
その意味ではホラー映画なんだろうけど、監督に言わせると失恋映画なんだとか。確かにねぇ、そうとも言えるが………。
アスター監督は今村昌平作品にも影響を受けたと話していて、姥捨の習慣のある日本に衝撃を受けたのかもね。と言うか、もしかしたらキリスト教が入る以前の北欧などにもこう言う風習が有ったのかもだ。
色んな意味で考えてしまう作品でしたよ。
そして何と言ってもこの映画の私的目玉は「ベニスに死す」のタジオ君の老いさらばえた姿。なーんて言うと大変失礼で、実際のビョルン・アンドレセンは歳とってもカッコいい爺さんです。が、ここでは敢えてボロっちい爺ちゃんになってます。
そこも見所よねぇ。
そう言えば「ベニスに死す」のプレミア上映会の時、一年経って成長したビョルン君を見たビスコンティ監督が「美貌が衰えた」と薄ら笑いした等々の話をどこかで読んで、今まで好きだったビスコンティ監督がすっかり嫌いになりましたよ。
ご先祖様のお金でのうのうと(それなりに悩みは有れど)暮らせる身分で、早くに両親を亡くし頑張って生きてる少年をせせら笑うとは!と。でも嫌いと言うのはね、好きって事なんすけどね(キョエちゃんかよ)
まぁ、どうでもいい話なんですけど。
写真1 フローレンス・ピュー
写真2 タジオ君
写真3 今でもロックオヤジ!指長いなぁ。
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