刑事コロンボ 第38話 ルーサン警部の犯罪
刑事コロンボ 第38話 ルーサン警部の犯罪
殺す人 ウィリアム・シャトナー!!!

殺される人 ローラ・オルブライト

「スタートレック」のカーク船長ことウィリアム・シャトナーが、実生活でも役者人生でも架空の人物を演じ続ける余り、精神の均衡を崩しそうになる男を、うま〜くうま〜く演じてましたね。

彼の秘密を知った上で役者に仕立て上げ、金づるとして手元に置き金を巻き上げる吸血鬼のような冷血プロデューサー・クレア役のローラ・オルブライトは、普段の服では軽くお腹が出ててオバさん丸出しですが、試写会のパーティーに行く時のドレス姿があまりにも素敵で一体誰?と調べたら、ヤーだなー!有名なジャズ歌手でしたよ。トホホ。

声も素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=GWx8WXSG8dc&list=PLlPmQK--tT9q_59eIvrYYQZ8t6Hh7ZD6w

ドロドロしたゲーノー界の内幕物で、役者さんも大変だなと思いました。

他にはアリバイ工作の小道具にされるマーク役に「ふたりだけの森」の確か保安官役だったかな?バート・レムゼン。「ふたりだけの森」良いよ!見直したいな。

そしてクレアと冷え切った婚姻関係にいる法律上の夫シド役には「呪われたジェシカ」のアラン・マンソン。この人犯人に仕立て上げられ掛かりますが、アリバイとして美人秘書との密会を恥じる事なく告白しおまけに殺された妻の遺産まで手にしてしまうちゃっかり漁夫の利夫でした。しかし、この方師父が昔働いてた会社の社長にそっくりでびっくり。

蛇足なんですが「ふたりだけの森」と「呪われたジェシカ」って、両方とも精神疾患を抱えた人が主人公なんだよね。今回の内容と軽く被っててふーんって感じ。

撮影所がメインの舞台になっているので撮影用のポンコツなジョーズが出てきたりと笑いを誘うシーンが有りますが、其処に意図したのかぽかミスなのか、物語の進行に逆らった物が映ってしまうオーパースなポンコツを発見。

なんとコロンボ警部のコートに、その時点で有ってはいけない物が描かれているのですわ。あらあら。忙しい撮影だから、物語に沿っての撮影はしてないんでしょう。録画して何度も見直せる今だからこその発見です。

だけどいろいろ調べてると、これをオリジナル放映の時に既に気がついてた人もいるんですよね、凄いなぁ。

そして今回の1番の驚きがUマチックテープ!初期の家庭用録画器に使われていたテープです。テープ自体は画面に映りませんが、大きな大きな録画器の中には、そのテープが入ってるんだよねー。

と、映像関係の仕事してる友達が昨日Facebookで呟いてましたな。

当時のビデオデッキ価格は3000ドルですと。コロンボもビックリ仰天。日本だと1ドル360円位した時代だから軽く100万円は超えますよね。ひえー。当然テープも高かった事でしょう。

因みにアリバイ工作の小道具にされるマークさんがしてた時計も3000ドル。高級時計とビデオデッキが同じ値段に設定されてたのね。アリバイに使われ、そしてそれによってアリバイが崩される。なんか意味深。

写真1 美人歌手で女優のローラ・オルブライト

写真2 衣装係のミス?オーパーツな丸が描かれたコート。
   物語が進まないとこの丸は描かれない。






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