日本は都市封鎖をする法律が無いということで「自粛」という形での対応だけど、よその国はかなり厳しい都市封鎖をしていた。

世界で1番早く感染が広がって都市封鎖になったのが、発生元かも知れないと疑われた中国の武漢。

1月に変な肺炎が流行してると言う噂が出て、あっという間に都市封鎖。解除までの76日間ずっとパソコンに日々の事柄を書き続け、ネットに公開していた地元のソーシャルワーカー郭晶さんの日記が台湾で1冊の本になったと言うのをNHKのドキュメンタリーで見た。

こう言うのって、ほんと香港台湾は早いよね。旬を逃さず!は国民性もあるだろうけど、いつも感心するし、見習わねばとも思う。


お隣の国で大騒ぎになってるのをのんびり眺めて、何の準備もし無いし学ぼうともし無いこの国の「上の人」達も見習ってほしいよ。

その「武漢封城日記」に書かれた若々しい素直な感性。

「当局」に監視されない様に気をつけながらも、チクリチクリと批判を織り交ぜ綴っていた。

特に見知らぬ「おじさん」との会話が印象的だった。

国のやり方に怒りを感じる彼女に対して、おじさんは「そんな事言っても仕方ない」と虚な目で答えたと言うのだ。

中国語の「メイファーズー」ってやつだよね。仕方ないんだよ。どうしようも無いんだよ。

でも彼女は、それに憤る。そして警笛を鳴らして行こうと決心する。

今回の都市封鎖は、色々な所で今までの「当たり前」が変わるだろうと言われている。大きなパンデミックが起こった後、人々の意識が変わるのだそうだ。

そうだよね。自分でもそう思う。今は上手くいえないけど。


彼女達は天安門事件の頃産まれたばかりか、まだ幼児だった世代だ。


小さい頃からいち早くパソコンに親しみ、ネットを通じて世界を見て来た。

天安門事件の頃と違うのは、インターネットの存在だ。

上手に活用して、国を変えて行って欲しいよ。


そして、私達も、変わって行かねばなのだ!



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