戦後最大の賭場

2018年9月22日 映画
戦後最大の賭場
1969年 東映

主演 高倉健 鶴田浩二

メモメモ
http://blog.livedoor.jp/flicker022/archives/51621712.html

右翼団体と政治家とヤクザ組織の関係を、とっても分かりやすく教えてくれる作品でした。健さんが人として真っ当に怒り心頭になる姿は、ファンとして誇らしい。


これって、今見るべき作品だよな。

右翼の大物で政界の黒幕「小野木辰雄」という人物は、知ってる人には直ぐに実際の某右翼政治家とわかる仕組みで、この作品のラスボス役を演じる俳優が阿部徹って言うのも、なんとなーーく「今観ましょう!」的な何かを感じる。

この作品は大阪万博を巡る利権が絡んでいる。

もし今リメイクされたら、東京オリンピックを無理やり決行させようとしている政治家に対して、健さんや鶴田浩二さんが真っ先に「人として先ずは災害復興でしょう!」と言うだろう。

これって、名作だよね。何故大きく扱われないの?

あんまりにも実際の悪が分かりやすく描かれているからか?

監督は山下耕作。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/山下耕作


全然知らなかったんだけど、山下監督は全学連崩れと呼ばれていたのか。その人が作る右翼と政治とヤクザの世界。

ラストの鏡から血が滴る演出は、無い方がカッコ良かったな。もしかしたら「上」からの注文だったかもね。

あの鈍臭いのが無ければ、わしの中で100点満点の傑作になりましたです。

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