イギリス映画には珍しい着ぐるみ怪獣映画。

思わぬ所でオマケみたいに観ることが出来ましたよ。面白かったす。

先ず、何と言っても「皆んなで作ってる」感満載のセット。

それを親怪獣がバリバリと壊していく。


バリバリミシミシ壊れていくのを見る爽快感。


特撮映画の醍醐味はここなんだよね。

ああ!あんなに苦労して作ったモノが、いとも簡単に壊されてしまう無情。


子供の頃に、自分で作った積み木の塔をがーーー!っと壊す爽快な気持ち。


特撮が稚雑?それがどうした!


この作品の醍醐味は、親の愛だわ。


いいなー!こんなに愛されてていいなー!と怪獣の親子を見送る少年の眼差しが、この作品の1つのテーマでも有るよね。

この映画が作られたのは1959年。僅か14年前はドイツ軍の憎しみに満ちた空襲で瓦礫と化していたロンドンが、今度は子を取り返しに来た親の愛で見るも無残な瓦礫と化してしまう。


私達はどう生きたらいいのかを最後に問いかけて、この映画は終ります。


驕らず威張らず、誠心誠意真摯に自然と向き合って生きましょうね。


と、ここでおまけ。


男臭く殆ど野郎ばかりのキャストの中で、唯一の救いの様に出て来る美少年1人。

どっかで見た事あるなぁと思って調べたら、ディズニーがウィーン少年合唱団を描いた実写映画の「青きドナウ」の主役の美少年でしたよ。


ああ!そうだったか。


昨夜何食べたか忘れ気味な昨今、大昔に見た美少年映画の主役を思い出すとは………


因みにお名前はビンセント・ウインターさん。勿論今もお元気らしいです。よかったよかった。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索