男やもめと三兄弟の家に美人で気のつく優しいお手伝いさんが住み込みで来てそして…と言う、イタリアお得意の艶笑物の、多分日本で1番知られてる作品じゃ無いですかの。

確か東京12ch辺りでやってたよね。



WOWOWで放映するというので、久し振りに見直してみました。

そしたら。

あれ?こんな話だったっけ?

最初に見た時はアレッサンドロ・モモ演じる中学生と同年代だったので、ロストバージンする彼の気持ちになってドキドキして心はその事で一杯。だからお父さんやおばあさん達の会話なんて全く記憶にも残りませんでしたよ。

今回は50代半ばの彼の父親と同年代になっているので、子供の初体験などもうどうでもヨロシ。特に男の子は、相手に不実な事をしなければ良しと、その点は気が楽。

なので、歳を取っても母親の呪縛から逃れられない幼稚な面を持つ男と、いつまでも彼を手放さない強いマンマの関係の方が気になりましたさ。

その中でも特に70を過ぎた母親が息子に「人間50になれば聖人かバカのどちらかだが、お前はバカのほうだね」と呆れたように言うセリフが可笑しかったですよ。

子供が3人いても大人になりきれてない男は、そういうセリフにいちいち反論してて、その「俺を何で分かってくれないの!マンマ!!!」と言う幼稚さ加減が可笑しかったし、昔母親に反抗してた自分と重ねて「ああ、自分も幼かったよな〜」と、妙に懐かしくも有りました。


で、勘違いというか記憶違いをしてた事も判明。これって家政婦さんが男所帯の中に入って、フェロモン全開で野郎どもを翻弄してた話では無かったのね!!(◎_◎;)

何かとゴッチャになってましたな。


男共が勝手に彼女のフェロモンを嗅ぎつけてサカってたのよね〜。あれあれ。

迷惑と言えば迷惑な話では有るんだけど、70年代のまだまだ貧しい人達の多かったシチリア島でお金持ちの男を捕まえて玉の輿に乗る美女の話は、どの世代にも受けたのかもね。


歳の離れた金持ち男と結婚し、若いツバメも確保する。

やるじゃない〜!ってモンかしらん。

インモラルだなぁ。

思春期独特の苛立ちを上手く表現してたアレッサンドロ・モモは、子役としてやってたんだけどこれで人気に火がついて、いよいよ青春スターとして売り出そうとしていた矢先、自身の運転するバイクの事故で亡くなってしまったんだったね。18歳まで後一週間。

もし今でも元気で仕事してたら、今度は彼が父親の役をすることだって出来たのにね。残念でした。


そう言えば、彼の親友のお姉さん役でティナ・オーモンも出てたのね!

改めて見ても、目が大きいよね〜。単にパッチリとしてるんでは無く、眼球からデカイ。で、彼女は今もご健在なの?と調べてみたら、60歳で亡くなってたのね。

監督のサルバトーレ・サンペリも60代で亡くなってて、主役のラウラ・アントネッリなんか整形手術の後遺症で、今も皮膚病等に障害が残っているとか。


お元気なのは監督と共同脚本を書いた脚本家のオッタビオ・ジェンマで、90歳を超えてなお精力的に活動されてるとか。

母親が50過ぎの息子に吐く毒舌は、当時50手前だったジェンマさんが実体験を元にして書いたのかも知れないね。f^_^;)


「続・青い体験」は、全く別のお話しです。デジタル・リマスター盤なのか、物凄く綺麗な画面で観られました。

ブーメランパンツと言うか、男の子のビキニパンツって、この頃流行り出したのねというどうでもいい情報が手に入りましたのよ。うふふ。



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