去年フォルテ小姐がわざわざ台湾から送ってくれたのに全然観る余裕が無くて、申し訳ないなぁと気に掛けてたこの作品。今週漸く観られました。


内容を調べないで観たんだけど、1999年の中秋節直前にあった台湾大地震が密接に関わるお話だったのね。


そう言えばあの時、香港でお月見をするべく旅行の準備をしてたらヒロちゃんが電話してきたなぁ。


「大きな地震有ったでしょ。大丈夫?」って。


台湾と香港は随分離れてるから大丈夫だよと笑ったけど、その気持ちは嬉しかった。


それに、実は香港でも少し揺れたんだよね。


友達の勤める高層ビルでも、彼女の座ってたキャスター付きの椅子がスーーーっと勝手に動き出してビックリしたと言ってたし。


普段からあんまり揺れない土地だから、地震っていう実感が無かったんだって。



あの時の台湾の被害は、本当に酷かった。確か山間部で村が壊滅状態になった所も有った筈。



だもの、今回の日本の大地震も人ごとじゃ無かったんだよね。多謝台湾D朋友。


この作品は、地震によってその後の人生が図らずも変わってしまった人達の心の再生を、主人公の女性達の恋愛感情と共に、とても柔らかく表現してくれている。


この監督は自身もレズビアンである事を公言しているそうだ。


でも、それで何故刺青なのか。



それは観る人それぞれが考えたらいい。


「刺青を入れる事によって、男は力を誇示し、女は愛の想いを表す」こんな感じでいいかな?




いいキャッチ・コピーだね。



刺青師竹子役のイザベラ・レオンのサッパリとしたカッコよさと、エロサイトのかわいこちゃん小緑役のレイニー・ヤンの愛くるしさで、気持ちよく観る事が出来る。



しかしやっぱり「観る時期」って有るんだね。



今になって、1999年の色んな出来ごとを思い出すんだよねぇ。


あの年は確かトルコでも大きな地震無かったっけ?


先日も有ったよねぇ、トルコで。




なかなか地球は動きを止めないね。



しかしだ。



この中に出てくる重要アイテムとしての彼岸花なんだが、黄色だ。


元々遣唐使だか遣隋使だかが持ち帰ったらしいとされる中国あたりが原産の彼岸花は、色んな種類が有るらしいんだけど、わしの周りは赤一色でなかなか他の色に出会えない。台湾の彼岸花は黄色いのが多いのか?


それとも、刺青にしたらあんまり赤いと毒々しいのであえて色を押さえたのか?


ちょっと気になる。













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