邦題にびっくり。なんじゃい、こりゃ。


販売元が勝手にレイプ・シリーズとして題をつけて出してるらしい。さすがアルバトロス。


衝撃的な邦題に反して、中身はとても真面目なお話です。一人の苦学生が、生活苦から性的サービスのバイトに手を染めて、そして・・・・・。


という女性映画の一つなんですわ。


映画紹介を読んで、興味を持って観て良かった。拾い物です。


主役は「譜めくりの女」や「ある子供」で印象的な演技をしているデボラ・フランソワ。でも彼女だと気が付いたのは、観終わってこの映画の事を調べてた時。映画によって変わる人だね。


って、わしがウッカリまぬけなだけなんだがの。



今現在、キチキチの生活をしながら大学に通う学生の中にはこんな風に身体を売って何とか食いつないでいる子もいるよという、社会問題を告発しているのではあるけれど、物凄く淡々としている。それがフランス的とも言えるのかなぁ。


日本でやったら、というか男性監督が撮ったらもう少し悲惨な感じになるのかもだけど、女性監督の描く「身体を張った商売」には、ある種の誇りすら感じさせてしまう。



身体は売っても心は売らないと言う、娼婦の意気地や矜持すら感じさせる。


それにこの主人公は、決して成績をおろそかにしていない所が見事。生活に荒れて転落してなどと言う、愚かな方向には行ってないし。


それに反して男たちの情けない事と言ったら・・・・・。



題がイマイチなんですが、観て損は無いと思います。








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