先週の木曜日Dr.MJが忙しい中、わざわざ浅草のお店に来てくれました。
昨年は家族と一緒だったけど、今回は彼女とです。
しかし、彼がお店に入って来た時、わしゃぼんやり考え事をしていて、気付くのに遅れ失礼してしまったのよ。
んで、その時何を考えていたのかというと、映画「ある戦慄」の主役はマーティン・シーンともう一人は誰だったっけかなというどうでもいい事。
でもその「誰か」はとても好きな俳優だった筈なので、失念するにはあまりに不がいない。それに物忘れってのは思い出す努力をしなければどんどん脳の機能低下に繋がるのだ。という半ば必死の観念があって、日頃から出来る限り思い出す作業を怠らない様にしているのですわ。
で、先ず「あ」から順に「い・う・え・お」と脳内にファイルを広げて名前検索してたら何時の間に眠くなっちゃって、うっかりカクッとなった途端に目が覚めたら、目の前にハンサムな青年が・・・・。
ニッコリと柔らかくて優しい笑顔でわしを見てる。
誰だ・・・、このキュートな若者は・・・・。
「あ゛~~~っ!!!!!ドクターぢゃないのっ!!!!!」
ホントにすいませんでした。(瀧汗)
おまけに頭の中のファイルを広げっぱなしなので、切り返しが上手く出来てないから英語はおろか日本語すら即座に出てこない。
本物の脳機能障害者だがね。こんなに場面の切り返しがトロくなったのかと、後で暫く落ち込みますたわよ。
でもドクターはそんな事気にもせず、肩に背負ったバッグを足元に下ろしてわしに近づき、物凄い小声で「アイム・ソーリー ペラペラペラ~。マザー~ペラペラペラ、マイ・マザーペラペラペラ」と囁いた。
「・・・・・。多分お悔やみの言葉と、今回母が同行せず云々を言ってるんだろうな」とは思ったものの、情けない事に、先に書いた脳内検索ファイルがパックリ開いたまま閉じてくれないので、ドクターの英語を変換する個所が上手く稼働してくれない。
こんな事ってあるんだね。
彼は本当にゆっくりと判るように話してくれてるのに、実は殆ど判らなかったし、おまけに聞き取れなかったのよ。
それにしても何で小声なんだ?????? 前回家族と来た時は、そんなに声小さくなかったぞ。まぁ、大声でガハハハと話すタイプではない感じで、どちらかというと物静かな印象ではあるけどね。
そんなやりとりを、同行の彼女が絵に描いたような怪訝な表情で伺っている。で、ドクターには申し訳ないんだけど判ったフリして頷き、彼女の方にあいさつしに行きましたよ。
彼女の「二人で何話してるの?」という顔には不安すら浮かんでたもの。
美人で頭も良い彼女は少し神経質な印象で、シャイなんだろうね。もしかしたら都会よりも自然の中の方がリラックス出来るタイプなのかもしれないね。人ごみが苦手なのか少し疲れている感じを受けました。
元気な声で「綺麗なお店ですねーー」と言ってはくれたものの、あんまり興味は無さそう。というか、やっぱり疲れてるなぁと。優しい人なんだろうね、良く説明出来ないんだけど「いつも一生懸命」という感じすら受けましたよ。
日本でリラックス出来たならいいんだけど。
ドクターが彼女にお店の事を色々説明してたので、(ここで漸く脳が機能し出したわさ)何か欲しいものが有ったらお土産に持たせませうと思ってたら、結構サッパリと二人はお店を出て行かれました。
あれれ、しまったっ! せっかくわざわざ寄ってくれたのに、お土産も持たせず申し訳ない。もう一度仲見世を通るかしら?と待ってはみたものの来ない。
悪かったなぁ、あんなに彼女に気を使って頑張ってるドクターに、せめて何か持たせたかったなぁと思っていたら・・・・・。
そろそろお店を閉めようかという時間になって、奇跡(大げさ)がおこりますたわ。
いつもは店じまいの一時間前頃、所用(まぁ、そんな事)を済ませてしまうのに、その日は何故か30分前になっても行けずにいました。
で、客足が引いたのを見計らって急ぎ所用(そんな事)へ。
あたりはもうすっかり暗がり。従業員用から無事所用を済ませ出て来たら、お客様用の所用場所から出て来た金髪の女の子が、たった二段しか無い階段でうっかり足を滑らせて「キャッ」と声をあげて踏ん張って事なきを得た場面に遭遇。
声に引かれてそっちを見たら、何とその建物の前の暗がりに見覚えの有るドクターのシルエツトが浮かんでる。
あれま、ナイス・タイミングっ!!!!! 実は声を聞かなければうっかり通り過ぎてたかもしれないのよ。本当に良いタイミングで足を滑らせてくれました。
チョツトドクター・フォロー・ミーよっ!!!
進駐軍向けかいなと言う拙い英会話を駆使してドクターと彼女をお店に呼び込み、無事ささやかなお土産を渡す事が出来ました。
ああ、よかった。
49日を前に、母が上手い事おぜん立てしてくれたかなとかね。良い方に思ってニンマリするわしです。
まだまだ20代半ばの若いカップルに幸あれと、ついつい思わずにはいられません。
若い頃はどうしても自分の周囲5センチ位の距離で物を見る傾向が有って、なかなか他人の立場に立っての観方は出来にくい。
色々とぶつかったり怪我したりしながら、好関係を築いていくんだものね。
仲良く、楽しく歴史を作って行って下さいね。
なんて思ってたら、突然ポロっと脳の襞から一人の名前が出てきますたよ。
トニー・ムサンテ。
ああ、その日の内に名前が出て来て良かった~。
昨年は家族と一緒だったけど、今回は彼女とです。
しかし、彼がお店に入って来た時、わしゃぼんやり考え事をしていて、気付くのに遅れ失礼してしまったのよ。
んで、その時何を考えていたのかというと、映画「ある戦慄」の主役はマーティン・シーンともう一人は誰だったっけかなというどうでもいい事。
でもその「誰か」はとても好きな俳優だった筈なので、失念するにはあまりに不がいない。それに物忘れってのは思い出す努力をしなければどんどん脳の機能低下に繋がるのだ。という半ば必死の観念があって、日頃から出来る限り思い出す作業を怠らない様にしているのですわ。
で、先ず「あ」から順に「い・う・え・お」と脳内にファイルを広げて名前検索してたら何時の間に眠くなっちゃって、うっかりカクッとなった途端に目が覚めたら、目の前にハンサムな青年が・・・・。
ニッコリと柔らかくて優しい笑顔でわしを見てる。
誰だ・・・、このキュートな若者は・・・・。
「あ゛~~~っ!!!!!ドクターぢゃないのっ!!!!!」
ホントにすいませんでした。(瀧汗)
おまけに頭の中のファイルを広げっぱなしなので、切り返しが上手く出来てないから英語はおろか日本語すら即座に出てこない。
本物の脳機能障害者だがね。こんなに場面の切り返しがトロくなったのかと、後で暫く落ち込みますたわよ。
でもドクターはそんな事気にもせず、肩に背負ったバッグを足元に下ろしてわしに近づき、物凄い小声で「アイム・ソーリー ペラペラペラ~。マザー~ペラペラペラ、マイ・マザーペラペラペラ」と囁いた。
「・・・・・。多分お悔やみの言葉と、今回母が同行せず云々を言ってるんだろうな」とは思ったものの、情けない事に、先に書いた脳内検索ファイルがパックリ開いたまま閉じてくれないので、ドクターの英語を変換する個所が上手く稼働してくれない。
こんな事ってあるんだね。
彼は本当にゆっくりと判るように話してくれてるのに、実は殆ど判らなかったし、おまけに聞き取れなかったのよ。
それにしても何で小声なんだ?????? 前回家族と来た時は、そんなに声小さくなかったぞ。まぁ、大声でガハハハと話すタイプではない感じで、どちらかというと物静かな印象ではあるけどね。
そんなやりとりを、同行の彼女が絵に描いたような怪訝な表情で伺っている。で、ドクターには申し訳ないんだけど判ったフリして頷き、彼女の方にあいさつしに行きましたよ。
彼女の「二人で何話してるの?」という顔には不安すら浮かんでたもの。
美人で頭も良い彼女は少し神経質な印象で、シャイなんだろうね。もしかしたら都会よりも自然の中の方がリラックス出来るタイプなのかもしれないね。人ごみが苦手なのか少し疲れている感じを受けました。
元気な声で「綺麗なお店ですねーー」と言ってはくれたものの、あんまり興味は無さそう。というか、やっぱり疲れてるなぁと。優しい人なんだろうね、良く説明出来ないんだけど「いつも一生懸命」という感じすら受けましたよ。
日本でリラックス出来たならいいんだけど。
ドクターが彼女にお店の事を色々説明してたので、(ここで漸く脳が機能し出したわさ)何か欲しいものが有ったらお土産に持たせませうと思ってたら、結構サッパリと二人はお店を出て行かれました。
あれれ、しまったっ! せっかくわざわざ寄ってくれたのに、お土産も持たせず申し訳ない。もう一度仲見世を通るかしら?と待ってはみたものの来ない。
悪かったなぁ、あんなに彼女に気を使って頑張ってるドクターに、せめて何か持たせたかったなぁと思っていたら・・・・・。
そろそろお店を閉めようかという時間になって、奇跡(大げさ)がおこりますたわ。
いつもは店じまいの一時間前頃、所用(まぁ、そんな事)を済ませてしまうのに、その日は何故か30分前になっても行けずにいました。
で、客足が引いたのを見計らって急ぎ所用(そんな事)へ。
あたりはもうすっかり暗がり。従業員用から無事所用を済ませ出て来たら、お客様用の所用場所から出て来た金髪の女の子が、たった二段しか無い階段でうっかり足を滑らせて「キャッ」と声をあげて踏ん張って事なきを得た場面に遭遇。
声に引かれてそっちを見たら、何とその建物の前の暗がりに見覚えの有るドクターのシルエツトが浮かんでる。
あれま、ナイス・タイミングっ!!!!! 実は声を聞かなければうっかり通り過ぎてたかもしれないのよ。本当に良いタイミングで足を滑らせてくれました。
チョツトドクター・フォロー・ミーよっ!!!
進駐軍向けかいなと言う拙い英会話を駆使してドクターと彼女をお店に呼び込み、無事ささやかなお土産を渡す事が出来ました。
ああ、よかった。
49日を前に、母が上手い事おぜん立てしてくれたかなとかね。良い方に思ってニンマリするわしです。
まだまだ20代半ばの若いカップルに幸あれと、ついつい思わずにはいられません。
若い頃はどうしても自分の周囲5センチ位の距離で物を見る傾向が有って、なかなか他人の立場に立っての観方は出来にくい。
色々とぶつかったり怪我したりしながら、好関係を築いていくんだものね。
仲良く、楽しく歴史を作って行って下さいね。
なんて思ってたら、突然ポロっと脳の襞から一人の名前が出てきますたよ。
トニー・ムサンテ。
ああ、その日の内に名前が出て来て良かった~。
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