K-1のジェロム・レ・バンナが踊ってるぞというガセネタを真に受けて、つい観てしまいました。


勿論ガセでした。


レ・バンナの役はただのパーテンダーで、リングの暴れん坊が嘘のようにおとなしく可愛い役に徹してましたよ。


彼が働く店の主人がジェラール・ド・パルデューだもんね、そりゃ怖いだろう。親子か兄弟みたいにも見えましたわな。儲け役だと思いますぞ。ヘタクソな棒読みセリフのヒーローやったって失笑買うだけだし。リングのヒーローは、こういう可愛い役で特してた方がイメージいいよ。地元でどれだけレ・バンナが愛されてるかが判る役柄でしたな。


話もそこそこに面白かったです。


ただ曲といい踊りといい、70年っぽいんだけど、セリフでは「80年代」となっていたので、フランスではそうだったのかなぁ・・・と。


わしの記憶では80年に入ればすでにパンクやテクノだった気がするんだがの。



それに昔を懐かしんで再び踊りだす中年三人組のダンスが、上手いんだかヘタなんだか非常にビミョーでな。



そんな所も、ほっこり笑えるフレンチ・コメディの良さでしょうか。決して爆笑にはならないの、だけど「オー・ララッ」って感じに苦笑させられて、最後は「これでもいいんじゃない?」ってめでたく終わる。



昔からフランスの人情喜劇って、どこか野暮ったくてやさしい雰囲気にあふれてる所が好きなんだ。



まぁ、お暇ならどうぞだな。


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