死に方いろいろ
実は先週葬式で実家に帰っていた。

子供のころからお世話になっていたセンセイが亡くなったのだ。

享年75歳。


父の様に慕いまだまだ頑張ってほしいと思っていた方だっただけに、久しぶりに葬式でおお泣きしてしまった。



わしらの結婚式の時、わしの父親と二人で「嫁に行く日が来なきゃあいいと~」とご機嫌に歌ってくれた姿を今でも思い出す。


あの時のセンセイと、ほぼ同じ年になりましたよ、わしは。


自分の事を、産まれる前から知っている人達がだんだんと少なくなっていくのは寂しいかぎりだね。


もう一人、コッコのおばちゃんも先月末に亡くなってて、こちらもお線香を上げさせてもらいに、15年振り位に家を訪ねた。


おばちゃんは享年90歳。森光子と同じ年だ。


お見合いですぐ結婚し、たった二日で夫は戦地に。そのまま帰らぬ人となり、すごい命中率でもうけた息子を育てながら、農家の嫁として働き続けて来た人だ。


いつも明るくて、楽しいおばさんだった。


13年前に亡くなったウチの叔母とは遺族会のメンバーとして、いつも助けあって仲良くしてた。


その日もいつものように起きてきて、いつものように自分の場所に座り、いつもより少なめに朝ごはんを食べて、家族が朝のドラマを見ている最中に、いつの間にか眠るように逝ってしまったそうだ。


あっぱれな最後だと、医師も驚いていたという。



願わくば、おばちゃんの様な最後がいいなと思うのだか、なにせこの人生はやること遣らないと逝けない仕組みになっている様なので、まぁ、こればっかりはいかんともし難いんだがの。

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