先日、かーちゃんの介護当番で実家に帰ったら、注文してた車椅子が届いていた。すでに姉に連れられて、近所の公園まで梅の花を見に行って来たと言う。


軽くてコンパクトに折りたためるので、わしの小さな車にもすっぽり乗せられるスグレものだ。


その日も天気がよかったので、さっそくそれを積んで花見をした。


車椅子の利点は、足腰の負担が軽くなるということだけど、反対に楽をしすぎて動ける足を弱らせてしまうキケンもあり、なかなか我が家でも利用に踏み切れないでいたのだった。


しかしかだ。


ここで思わぬ効果を発見。



暫く車椅子に乗って「ラクチンだ~」と喜んでいた母が、突然「今度はお前が乗る番」と言いだしたのだ。


大丈夫かなぁとは思いながらも、平坦な場所だったので、押してもらうことにした。


そうしたら、けっこう普通に押せたのだ。つかまりながら車が軽く動くので、本人も楽だという。


それに「子供を載せて押している」つまり乳母車を押している感覚に似た気持ちを呼び起こしたらしいのだ。



俄然元気が出たらしく、話が弾むし良く笑う。傍で見ている人には、この婆さんがボケてて要介護2の人だとはとても思えないだろう。




なんか、新たなる介護の明日を垣間見た瞬間。

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