この圧倒的な笑顔と存在感で、主演のメリナ・メルクーリは、世界中の人々を魅了した。
作品を撮っている時は35歳だったそうだ。
う~ん。見た目が若いな。それに本当に綺麗だ。彼女はギリシャの名家の生まれで、祖父は長くアテネ市長を務め、父親も国会議員で内務大臣まで務めた人だという。
それでか? 主演女優の名前の前に「ミス何々」と付くタイトルをあまり見かけた事がないんだが、この作品では最初に「ミス・メリナ・メルクーリ」とデデデ~ンと出てるよな。
監督・脚本は旦那さんのジュールス・ダッシン。お話の中でも、アメリカから来た哲学者崩れのおせっかいホーマーを演じてます。
ダッシンはこの時49歳。夫婦そろって年齢不詳だわな。良いことです。
ダッシンという人は顔だけ見てるとピカソか元ジャパンのベーシスト・ミック・カーンを彷彿とさせるので、この人もギリシャ人?と思ったら、ロシア系ユダヤ人で生まれも育ちもアメリカ合衆国の人でした。
しかし、この作品には突き抜けた明るさが有って、ものすごく癒されるですよ。
人の問題に首突っ込んでる暇が有ったら、自分の人生振り返りな。
自分がその人生を本当に楽しんでいるのか、良く考えてみなよ。
人の問題は、その人でなきゃ、本当の解決は出来ないなんだから。
知ったかぶりして首突っ込むんじゃないの。
他人が出来る事と言ったら、せいぜい影響を与える事位かな。
それも、出来れば良い影響を、ごくさりげなくね。
問題を抱えた人がそれら気がついて、行動起こせば、それとなく良い方に変化していくだろうが、気がつかなきゃそれまでの事。
それでいいのよ。
人は人。何を楽しいと思って生きるのかは、その人次第。人生は自分で楽しまなくちゃね。
人にはそれぞれいろんな人生の課題があって、みんな四苦八苦しながら生きている。いつもニコニコ笑っている人が、何の問題も持っていないと思うのは間違いだ。
だけど、悲しいからと言っていつもウジウジ・ジメジメ根の暗い陰険な雰囲気を作られていても迷惑だ。
誰かが悲しそうにしていたらみんなで囲んで、無理やりにでも笑わせてしまおうというシーンが随所にあり、うっとおしい人間関係だなぁと思いながらも、いいなぁとか思ったりする。
単純でいいじゃないの。なぜなら、人生は笑っていなきゃ耐えられない程、苦しい事が山積みだからよ。
この力強いメッセージ。とくとこの身に受けましたぞよ。
主役のメリナ・メルクーリもただのお嬢様女優と呼ぶには過酷な経験をしていて、子供時代はこの作品の中で語られる「王女メディア」の如くの経験をしている。祖父も父も、共に愛人の元に走り家族を傷つけたんだそうな。
「ギリシァ悲劇が大好き」と、人とは違う感性で悲劇を受け入れる娼婦イリヤの役柄は、こんな所を上手に反映させてるんだろうね。
最後はいつも「みんなで海岸に行きました。」で終わるイリヤ流の悲劇も、この娼婦の一番幸せな時を何となく想起させて物悲しい。でも笑っちゃう。
この映画の舞台「イリヤ・ダーリン」のアメリカ公演中にギリシャで軍事クーデターが起こり、彼女は反軍事政権の活動家として暗殺の危機に瀕したりしている。
そして、軍事政権崩壊後祖国に戻り、政治家として立候補し1977年初当選。1981年には56歳の誕生日の日の選挙で再度当選し、文化科学大臣に任命されている。
激動の人生だわなあ。
彼女は1994年にニューヨークで肺がんの為68歳で亡くなってるんだけど、旦那さんのダッシンの方はそれより14年長生きして、去年の三月にアテネの病院でインフルエンザの合併症の為亡くなった。
それぞれがお互いの祖国で亡くなったんだね。それも同じ三月に。
仲良しだったんだわなぁ。
この映画の主役は娼婦で、彼女を取り巻く男達の殆どが彼女のお客なくだけど、そういう生々しい感じを受けないのは、ひとえにメリナのサバサバしたチャーミングさにあると思う。
裸同然の姿なのに、ちっともいやらしくない。
何なんだ、この男前な体格は。素敵すぎるぞ。
彼女のガハハっと笑う姿や、精かんな肉体美に触れたい方は、こちらをポチっとな。このビデオの製作者の方のご尽力に、大感謝です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=uhbLsNsQo7A
本編観たくなった ?
作品を撮っている時は35歳だったそうだ。
う~ん。見た目が若いな。それに本当に綺麗だ。彼女はギリシャの名家の生まれで、祖父は長くアテネ市長を務め、父親も国会議員で内務大臣まで務めた人だという。
それでか? 主演女優の名前の前に「ミス何々」と付くタイトルをあまり見かけた事がないんだが、この作品では最初に「ミス・メリナ・メルクーリ」とデデデ~ンと出てるよな。
監督・脚本は旦那さんのジュールス・ダッシン。お話の中でも、アメリカから来た哲学者崩れのおせっかいホーマーを演じてます。
ダッシンはこの時49歳。夫婦そろって年齢不詳だわな。良いことです。
ダッシンという人は顔だけ見てるとピカソか元ジャパンのベーシスト・ミック・カーンを彷彿とさせるので、この人もギリシャ人?と思ったら、ロシア系ユダヤ人で生まれも育ちもアメリカ合衆国の人でした。
しかし、この作品には突き抜けた明るさが有って、ものすごく癒されるですよ。
人の問題に首突っ込んでる暇が有ったら、自分の人生振り返りな。
自分がその人生を本当に楽しんでいるのか、良く考えてみなよ。
人の問題は、その人でなきゃ、本当の解決は出来ないなんだから。
知ったかぶりして首突っ込むんじゃないの。
他人が出来る事と言ったら、せいぜい影響を与える事位かな。
それも、出来れば良い影響を、ごくさりげなくね。
問題を抱えた人がそれら気がついて、行動起こせば、それとなく良い方に変化していくだろうが、気がつかなきゃそれまでの事。
それでいいのよ。
人は人。何を楽しいと思って生きるのかは、その人次第。人生は自分で楽しまなくちゃね。
人にはそれぞれいろんな人生の課題があって、みんな四苦八苦しながら生きている。いつもニコニコ笑っている人が、何の問題も持っていないと思うのは間違いだ。
だけど、悲しいからと言っていつもウジウジ・ジメジメ根の暗い陰険な雰囲気を作られていても迷惑だ。
誰かが悲しそうにしていたらみんなで囲んで、無理やりにでも笑わせてしまおうというシーンが随所にあり、うっとおしい人間関係だなぁと思いながらも、いいなぁとか思ったりする。
単純でいいじゃないの。なぜなら、人生は笑っていなきゃ耐えられない程、苦しい事が山積みだからよ。
この力強いメッセージ。とくとこの身に受けましたぞよ。
主役のメリナ・メルクーリもただのお嬢様女優と呼ぶには過酷な経験をしていて、子供時代はこの作品の中で語られる「王女メディア」の如くの経験をしている。祖父も父も、共に愛人の元に走り家族を傷つけたんだそうな。
「ギリシァ悲劇が大好き」と、人とは違う感性で悲劇を受け入れる娼婦イリヤの役柄は、こんな所を上手に反映させてるんだろうね。
最後はいつも「みんなで海岸に行きました。」で終わるイリヤ流の悲劇も、この娼婦の一番幸せな時を何となく想起させて物悲しい。でも笑っちゃう。
この映画の舞台「イリヤ・ダーリン」のアメリカ公演中にギリシャで軍事クーデターが起こり、彼女は反軍事政権の活動家として暗殺の危機に瀕したりしている。
そして、軍事政権崩壊後祖国に戻り、政治家として立候補し1977年初当選。1981年には56歳の誕生日の日の選挙で再度当選し、文化科学大臣に任命されている。
激動の人生だわなあ。
彼女は1994年にニューヨークで肺がんの為68歳で亡くなってるんだけど、旦那さんのダッシンの方はそれより14年長生きして、去年の三月にアテネの病院でインフルエンザの合併症の為亡くなった。
それぞれがお互いの祖国で亡くなったんだね。それも同じ三月に。
仲良しだったんだわなぁ。
この映画の主役は娼婦で、彼女を取り巻く男達の殆どが彼女のお客なくだけど、そういう生々しい感じを受けないのは、ひとえにメリナのサバサバしたチャーミングさにあると思う。
裸同然の姿なのに、ちっともいやらしくない。
何なんだ、この男前な体格は。素敵すぎるぞ。
彼女のガハハっと笑う姿や、精かんな肉体美に触れたい方は、こちらをポチっとな。このビデオの製作者の方のご尽力に、大感謝です。↓
http://www.youtube.com/watch?v=uhbLsNsQo7A
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