興味があったら、併せてドキュメンタリーも観て欲しい。

たったの47歳で、まるで老衰の様にボロボロに力尽きて亡くなったフランスの魂の生涯を観て、何かを感じて欲しい。


わしゃ、ちょうどWOWOWがドキュメンタリーと併せて放送してたので、折よく両方見られたんだがの。見られてよかったわ。


もともとファンだったけど、その人となりや人生はあんまり良く知らなかった人で、70年代あたりに観た映画もほとんど忘れてたしね。


ピアフという人は、身長150㎝に満たない小さい身体に、あたり一面に轟く声を持っていたという。


正式に発表されている生まれ日が正確なのか判らないので何とも言えないんだけど、多分とてもバランスの悪い命式を持ってたんだと思う。


その激しさは周りの人の運も巻き込む程だったのか、愛する人達とことごとく別れなければならない悲しい人生だった。


愛を得る代わりに名声を得ても、結局自分の存在自体が信じられなくなる。


歌っている以外の自分は、その存在すら危うい。


正しく時代に選ばれた人。そうとしか言いようが無い。


内臓がボロボロで立っている事も難しくなった晩年だが、最後まで前を向いて歩くぞという固い意志を持ちつつ、病魔に侵されて若くして亡くなってしまった。


四柱推命的に見ると、その強い意志こそが身体を中から悪くする原因の一つでもあるんだけど、それは仕方ない事なんだろうね。まさに宿命なんだろうね。


決して破滅志向の生き方ではなかったけれど、その激しさが結局は自身を滅ぼしてしまった。


だけど、その代償として残った歌は、不滅だ。



バランスを取りつつ、他者や運命と折り合いを付けて生きるも、がむしゃらに突っ走って花と散る道を選ぶも、結局は本人次第。



それはそれで、幸せだったんだとは思う。



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