サッチャーさんも、うちのかーちゃんも、どこかで「こんな青春絶対許せないっ!」とか思ってたかもな。

空から理不尽な爆弾が落ちて来て、あっという間に友達や家族が死んでいく中で、なぜか自分だけ生き残っちゃったという青春時代だったんだものな。

よく認知症の人に漢字の書き取りをさせようとか言う人がいるんだけど、あれどうよ。

まずは自信を取り戻させる方が重要なんぢゃなかろかね。

もちろん病気でないなら、ドリルはとてもいい練習材料だと思いますが。っーか、わしもせねばだ。

病気の人には先ず、なにより自信をつけてもらわないとイカンよ。

自分は自分のままでよし、という自信を。

生き残ってて、よし。

物忘れが多くなっても、よし。

まぁ、人それぞれなので、一概にくくる事は出来ないんだがの。

書けない漢字で余計な不安を植えつける結果になったら、症状は一気に進むよ、怖いよ。

認知症を患う人って、みんなどことなく自分に自信の無いというか、ありのままの自分を否定され続けた人たちが多い気がしてならない。

または、自分からありのままの自分を否定してしまった人。

弱かったり愚図だったり、意地悪だったり・・・

自分がマイナスだと思う自身の内面を、腑に落ちて認められたら、人は認知症にならずにすむのかなぁ。

じゃあ、自分の人となりを否定され続けたら・・・

やっぱ、絶望してボケるかもな。

病気は、内なる自殺だと思う。

心の何処かで、何かに絶望しているから人は病み、生きることを放棄してしまうと。

じゃあ、その「何か」が解ったら、病気は治るんだろうか。

昔、誰かが「ゴタイコウが動き出したら、もう止める事はできない」と叫んでるのを聞いている夢を見た事があった。

何の事やらわからないまま夢日記に書き留めてそのままほっぽっといたら、先日自立訓練の最中唐突に「後退功」という文字が頭の中に浮かんで来たのだ。

?後退功?

気功の仲間か?

自分で自分を後退させる気功なんてあるわけないんだけど、人には暗示というとても怖い気の流れが有る。

人に言われて何となくその気になる、とかね。

ブスでも親が毎日「可愛いっ!美人っ!」とほめ続けると、造作は変わらないけど表情は自信に満ちたいい顔になる、とか。

反対に美人なのに周りから手ひどい扱いを受けてたりすると、自信のない、悲しい魅力のない人になっちゃったり。

もしかしたら「後退功」っていうのもあるかもな。

怖い怖い。

まぁ、ボケちゃった人には、できる限り普通に、さりげなくやさしく接して自信をつけてもらいましょうよ。

とにかくほめてほめて褒め殺す位にすると、割に介護が楽になるかもよ。

禁句は「何で、こんな事が出来ないのよっ」とかの否定的な言葉だわな。「だめだ」とかね。

そもそもその類のセリフは、介護者自身の不安の表れ以外の何物でもないからだすよ。

病んでる人は、不安定な人の波動に敏感に反応するからね。

ここが正念場と思って、ドーンと構える事ですな。ハッタリでいいから。


寿命が尽きるまで、それ以上錆びるなっ!鉄の女。

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