FAKIN’ POP

2008年3月15日 音楽
平井堅 CD DefSTAR RECORDS(SME)(M) 2008/03/12 ¥3,059
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三年半振りのアルバム。そういえばセカンド・アルバムとサード・アルバムの間も三年半開いてたっけ。

事務所解雇が常に目の前にあった頃突然出たヒット。その時と比べたら、売れに売れ続けての三年半だ。途中に10年間のシングル・ベストまで出ている。さぞかし違う三年半だっただろうねぇ。

どんどん変わっていく様で、実は本質は全く変わっていない堅ちゃんの楽曲。

ここ二年ばかし気がつくとデビュー・アルバムばかり聞いていた耳には、何故かその次に出たアルバムのようにも聞こえる。

進歩がないと言うのではなく、これが平井堅なんだなぁとシミジミ思う。

都会的にお洒落に気取って見ても、どこかで馴染めてない。その割りに垢抜けてて、泥臭くもない。大衆的なのにヘンに他人を寄せ付けない様な冷たさもある。

失恋してボロボロなんですってばっ。と人の涙を誘いながら自分でも泣き叫んでる曲が有るかと思えば、ドアをバタンと閉めて他者の介入を完全に否定する高飛車に構えた曲もあって、楽しいなぁ正直な子だなぁと思う。

いゃ・・・、子というのは失礼か。だけどなんか年の離れた従弟達と同じ年頃のせいかどうか、何となく堅ちゃんって勝手に「親戚の子」扱いしたくなっちゃう人なんだよねぇ。

わしにとっては、扱いがヒロちゃんとほぼ同等なんだよなぁ。

それだけでも十分に不思議な人だ。

今回の楽曲は全て見事にどこかとタイアップしてて、「平井堅」が一つのブランドとして立派に確立した事を世に示している。

つまりは「角付きの人物」になったって事やね。

それは勿論事務所側と堅ちゃんのものすごい努力があったからなんだけど、これからはもう少しペース・ダウンしてゆっくり良い曲作りに励んでね。息の長い歌手でいて欲しいから。

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