母たちの村

2007年11月27日 映画
女性に対する割礼は、ユダヤ教の男子に施される割礼とは全く意味も形も違う。

真性包茎は生殖能力や衛生面で問題が起こりやすい為に、それを防ぐ意味で行われるのであって、有る意味納得が行く。

でも女性の割礼は、男性器の亀頭に当たるクリトリスを麻酔も無しに切除して、尚且つヒダの部分を縫い合わせてしまうという信じられない形で行われ、その意味も「女にセックスの楽しみを与えない為」という、これまた信じられない理由からなのだ。

許せるか? こんな蛮行が。

こんな馬鹿らしい行為を「お清め」とか呼んで神聖な儀式のつもりでいるから、アフリカはいつまで経っても先進国になれないんだよ。

と、しばし憤慨・・・

今まで長い事秘密の儀式にされていたこの「女子割礼」に漸くメスの入る時が来た。こうやって映画となって、世界中の人達がその事実を知る時が。


わしがこの女子割礼の事を知ったのは、もう今から10年チョイ前位の事。だけどなかなかその実態までは知りえなかった。

それがこうして映画化されて、観られるんだからね。

時代は変わっているんだよねぇ。

頑張れっ! アフリカの女たちっ!

ソレとは別だが。


この村の人達が聴いているラジオで使用した乾電池って、みんな何処に捨ててるんだろう。非常に気になる。アンテナを建てればテレビが観られる環境って事は、電気も通ってるって事だよね。


ダチョウが乾電池を飲み込んだり、切れた電線にライオンが感電したりしてるんだろうか・・・


「あんなに物持ちでいいわよねぇ。やっぱりお金持ちがいいわ」とか言って、紙のお金が物凄い価値を持ってるのも怖い。


だけど、一番びっくりしたのは、あのだだっ広いアフリカの土地に、それぞれ地主がいて、貧富の差が歴然としていた事だ。

当たりまえなんだろうが、なんだか物凄く驚いた。

必見。

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