DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007/02/02 ¥3,990 親指をしゃぶる幼児特有のクセをサムサッキングと呼ぶ。17歳になるジャスティン少年は、いまだこのクセが治らない“サムサッカー”だ。ある日歯医者の ペリー先生から催眠術をかけられ、サムサッキングのクセは一時的に治るものの、不安に駆られたジャスティンは極端な行動に走って抗うつ剤の投与を命じら れてしまう。

*********************

ジャスティン役のルー・ティラー・プッチがいい。キアヌ演じる悩める中年歯科医師も。

親だって悩みながら毎日を一生懸命生きている。父親にだって悩みは有る。

主人公の母の「少年の母親」発言は、なるほどなっと思った。それに問題の有る兄弟の犠牲になって、子供らしい子供でいられない子供達にだって言い分はある。

ラスト近くで弟の言った「みんなが兄さんの心配ばっかしてるから、僕はしっかりしなきゃならないんだ。ムカつくよ」というセリフは、小さい時から小児喘息の発作に苦しむ姉の代わりに自分がしっかりしてなきゃと無意識に思ってた自分が重なって、画面に向かって拍手しちまったさ。

無理しちゃイカンよ。人に無理強いさせてもイカン。自分勝手な理想を押し付けてもイカン。


チカンはアカン。あ・・、これは京阪電車の中の広告だっけ。


最後に、色々と試行錯誤を重ねた歯科医師が主人公に言うセリフこそが、私達が生きる意味だと思う。

この人生に答えなんか無い。だからこそ、一生懸命努力して自分なりに生きなけりゃならないんだよ。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索