ISBN:4522475683 文庫 森下 アヤト 永岡書店 2005/07 ¥510
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今年も昨年に引き続き、マキネ小姐と共にかなまら様詣に行って来た。

実生活ではスッからカーンと清らかな事このうえないわしなのだが、何故かこういうエロっぽい話題には事欠かない。

何故だ・・・

何かの呪いか・・・・・

大体において、わしはもし誰かに心動かされる様な事態に陥ったら、今の生活に区切りをつけてしまわないと気のすまない性質なのだよ。

それこそ「愛の流刑地」そのままの地獄絵図が展開する事は火を見るより明らかなのだ。

誰かに取られる位なら・・・あなた殺していいでつか?

笑えない。この歌詞は。


だからこそ、君とは距離を置いて仲良くしたかったのさ(とほい目)。

それが無理な話だってのは、すでにあの頃わしの中で見えていたけどね。

・・・、まぁ、あの頃は心身ともにどうかしてたのも事実だがの。

道々マキネ小姐が、気軽で気楽なSEXライフを楽しんでいるように見える人に対しての疑問を口にしていて、わしも全く同感なので何となく安心した。

彼女とはまだ80年代のバブルの燃えカスが燻っている頃の、戦場のように忙しい職場で一緒に働いた仲だ。

派遣として働いていたわしなんかとは比べものにならない程の責任を背負って、仕事をテキパキこなしていた。

だけど、そんな職場が心身に良い影響をもたらす筈も無く、多くの人がバタバタと倒れた。

多くは癌。女性は筋腫や内膜症なども併発した人が多かった。

わしもマキネ小姐も、結局はその中の1人になったのだ。

わしが日常生活にも事欠く様な酷い子宮内膜症の痛みで退職せざるを得なくなった頃、彼女も酷い女性疾患に悩まされていた。

だけど不思議な事に、彼女はいつも寸での所で踏みとどまって、その先に転がり落ちては行かない。

これはやはり、彼女の日頃の行いが良いのだと思う。

それは例えば、何処かの宗教に入って何かの修行をするとかではなく、日頃から人としての道を歩くように心がけているとか、そんな何気ない簡単な事なんだと思うがの。

そういう人が、自分を友人として認めてくれている事に、本当に感謝だ。


結局の所、類は友を呼ぶのだよ。もし自分の周りに嫌な人がいたとしたら、自分の中にもそんな部分が有るからかも知れないしね。

自分自身がその嫌な部分を改めない限り、その「嫌な人達」は絶える事なくエンドレスに、自分の人生に関って来ると思うよ。

ああ、おとろしか。


さて、話がそれまくってしまったが・・・


今年のお祭りは天気にも恵まれて、絶好のカナマラ&お花見日和となった。

だけど余りに急激に暑くなったせいか、お神輿の担ぎ手達が昨年より元気が無かったのは気のせいか?

それに昨年に輪をかけて、外国人観光客が増えた気もするんだけど・・・

普通の小さな神社のお祭りで、英語のインフォメーションが有るのも珍しいかもな。

そんな中、マキネ小姐が早々にゲットした四十八手ハンカチに、金山神社オリジナル手拭がオマケで付いて来た。


ご立派なご神体に抱きついている裸の女体。

・・・段腹もしっかり書かれておます。

その思いがけないプレゼントに二人して大笑い。まるでご褒美って感じだよね。

残念ながらわしゃ取り逃してしまったのだが、これもこの一年かーちゃんの介護しながら「早よ逝け」とか心の中でバチ当たりな事言ってるからだわなと、暫し反省。


来年には、もっと穏やかな心でお参りしたいものだ。

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