けなげ

2007年2月17日 不思議な話
今日の午前中寝ていて、またヘンテコな夢を見た。

死んだ人用の祭壇を作っているんだけど、どうも周りにいる従弟達の要領が悪いので、わしが全部壊して1人で作り直しているというものだった。


そしたら師父の弟が来て「手の感触が戻ってきた」とか言ってる。


現実の話として、彼の手が悪いという訳じゃないとは思うんだけど、祭壇を作り直してる最中にそういう事言われると、何となく何か関係あんのかなと、つい思ってしまうよな。


そしたら何となく、今週見た「死んだ人関連の夢」のつじつまが合って来たのさ。

今までわしの夢に出て来た「死んだ人達」は、みんな元気で楽しく遊んでるのが普通なのに、今週見たのは揃いも揃って具合が悪くていかにもヤバそうな感じばかり。

その中で、ストレッチャーに乗せられて運ばれる途中の父が何か言うのだ。ゴニョゴニョと。

その時は覚えていなかった。勿論今もハッキリとは思い出せない。

それなのに、今日の午前中に見た夢の中で、もう一度その言葉を聞いた様な気がするのだ。

「順番を間違えちゃいけないよ」と。


なんとなく、父はそう言った様な気がするのだ。

起きてからボ〜っと考えてたら、何となく、母の友達の仕立て屋さんが亡くなった時の事を思い出した。

その方は母1人娘1人で頑張って仕事をしていた人で、母親がボケてしまった後も、介護と仕事の両方に手を抜かず励み、結局母親よりも早く亡くなってしまったのだった。

介護していた側が倒れて先に亡くなる話は時々耳にする。

あれは疲れもあるんだろうが、もしかしたら強烈な「欲」に、片方の寿命が取り食われてしまったのかもとか思う時もある。

子供が沢山生まれる家は、順当に年寄りが亡くなる比率が高い。

だけど、子供が生まれないと、変に寿命が長くなったり、逆さ仏が出る確率も高くなりはしないか?

逆さ仏って考えたら怖い表現だよね。親より先に死ぬ子供の事だがの。

命は順番に生まれては死んでいく。そのバランスは誰が管理してるんだろう。


考えてみたら、師父の弟の所でも、最初の子供を堕ろしていた。だけどその話は、現在スクスクと育っている一人娘にはしてないそうだ。

現在師父の母親は難治性の耳鳴りで参っている。弟の子供を堕ろす話に一番深く関与した1人だ。というか、唯一の生き残りだ。

あの時は一方的に現在の嫁を非難したそうだが、今は一番世話になっている。


その事について嫁さんに謝ったりしてるんだろうか・・・。すっかり忘れてるだろうか。


耳鳴りが始まったのは、嫁さんの母親が亡くなってからだ。

病気になるのって、やっぱり何かのサインなのかしらねぇ・・・

で、なんで荻野アンナなのか。

今読売新聞に連載されてる彼女の老親介護エッセーを読んでいて、一人娘のけなげさを知るにつれ、彼女が段々と力の抜き方を学んでいく様を嬉しく思うのだ。

いゃいゃ、この写真の本とは無関係だがの。ゴメンよ紛らわしくて。

シンどければ休んでいいし、それが出来なきゃ病院で倒れたって罰は当たらない。

親の生きる「欲」に取り殺されて寿命を縮める方が、よっぽどバチ当たりだと思うのさ。



な〜んちて、これは風邪を理由に明日ボケかーちゃん介護に行かない事への、自己弁護なんだがの。ホッホッホ。



というわけで、農歴元旦の明日、わしゃヌクヌクとおこたで東京マラソン見るど。折り返し地点の浅草は忙しいのかすらねぇ(人ごと)。

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