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共鳴周波数を利用すれば肉声でもグラスを割る事が出来るという面白い実験を、ディスカバリー・チャンネルの番組でやっていた。
http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=835582&;eid2=000000
まるで映画「ブリキの太鼓」だが、昔アーノルド・シュワルツネッガーもジョークで「私の声の低周波でグラス割れますよ」と言ってたけど、まんざらウソでもないかもね。
低周波で実際に割れるかどうかは別として、確かに彼の声でグラスの中の液体にさざ波がたったもの。
番組の中でクリスタル・グラスを割った声もそんなに超高音ではなかった。なのに割れた。
ある条件が揃えば、音は立派な「凶器」になるのだ。
だもの耳を劈く程の高音域の声だったら、グラス以外にも色んな物を破壊出来るよな。
ヘビメタやデスメタなんかで聴く高音域の声だって、もしかしたら脳みそや骨が壊れる一歩手前の、痺れるような肉体の「痛キモ」状態が堪らなくて聴いてるのがホントの所なのかも。
一種のマゾ行為だわな。切ないわ〜、人類終わりやん。
だけど今は、それこそありとあらゆる周波数の音の中で生活せざるを得ないのが現実。
聞こえる音、聞こえないけどそこにある音。
皆が一様に「なんとなくイライラしてる」のも、判るよね。私達は日々不快な音が作るさざ波の中を、フラフラしながら泳いでいる魚の様なものなんだもんね。
だからこそ、自分の肉体が聴いて「気持ちいい〜」と感じる音に敏感になるんだわな。
わしにとっての堅ちゃんの声が、まさにそれ。あと村田英雄の声もいいね、パンソリの声に通ずるし。浅草の若旦那の声もいい。ヒロの事が好きなのも、その声の占める率がかなり高いのだ、実は。
声明や読経も好きな声で唱えられると、言葉の意味以前に音だけで恍惚しちゃうよ。
役者や落語なんかも一番大切なのは声なんだと、勝新太郎が生前語っていたという。
折角上手に歌えても、落語を話せても、芝居が出来ても、声がいい周波数を持っていないとダメなんだよね。
おお、堅ちゃんといえば。
昨日のMステの堅ちゃん、またまた「エレジー」でしたなぁ。「演歌の女王」の主題歌だしばっか思ってたけど、ちがったわい。静さんガセネタご免っ
・・・このドラマはいまだに観ていないので、堅ちゃんの曲がどういうのか、まだ知らない。いいのか、これで?
しかし、「エレジー」はいいわぁ。サワコママ大絶賛という事は、普段堅ちゃんの歌なんか歌わない演歌組の人達が、カラオケで歌う可能性大って事かすら?
地道なヒットになったらどないしまひょ。カバーする人がたくさん出たりして・・・。キム・ヨンジャとか歌いそうだが(笑)すごいドロドロしそうで怖い・・・
女性が歌うなら、ちあきなおみバージョンは是非聴いてみたいかも。
って、何もわしが困るもんでもないんだが、この堅ちゃんの振り幅の大きさについていけないファンも出てくるかもな。
それはいいんだけど、くれぐれも「コマ劇場」ゲスト出演だけはカンベンして欲しい。(老婆心)
そこでKen’s Bar を開催するのも、お控え願いたい。せめてその地下の「シアター・アップル」で頼みまする。
って、何言ってんのかな。わしってぱ。
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