かーちゃんの一番下の妹のダンナさんが、先週緊急入院した。

もっとも17年前に脳梗塞で倒れてから、医師や周りの意見を無視してリハビリを拒否し、結果寝たきり状態で我がままの限りを尽くした人なんだがの。

彼には彼なりの理由があったんだとは思うんだけど、たまには人の意見に耳を傾けないとダメな時だってあるさ。

大きな体で一日中ベッドの上からああだこうだと家族に命令し続けて、結局次男は高校を中退して働かざるを得なくなったというのにのぉ。

まぁ子供達もそれぞれ相方が出来て大人になった事だし、今回の入院でも当初は動揺したものの、みんなそれ程には気落ちしなかった。

何と言っても17年の自宅介護だったからね。

意識不明でそのまま逝くかとも思ってたら(失礼な話だけど、本音だよ)意識が戻った。

で、開口一番の言葉が「寿司っ! ラーメンっ !」だって。

まだまだ食べたり無いのかねぇって、もうみんな切なくなるやら情けないやらだ。

やっぱり人にはそれぞれに「やらなくてはならない事」っていうのがあるんだよね。自分勝手に生きてれば、どこかで全く思い通りにならない出来事にぶち当たってしまうんだし。

バランスの問題なんだと思うけどね。

今回もお見舞いに行って、意識はハッキリしてるのに、人工呼吸器を装着されてて自分の意思で好き勝手に息の出来無いおじさんを見てて、ホントそう思った。

あれだけ好き勝手に生きてた人が、最後には息も自分で出来無くなるなんて。

意識があって自力で呼吸出来るにもかかわらず、肺炎を起こした等の理由で気管に器具が入れられてるんだもの。

人を好き勝手に使って、ベッドの上で威張っていた人が、今は機械に無理やり呼吸させられてるなんてねぇ。

意識もあるし、言葉も喋れるのに・・・

機械に口をふさがれてて・・・


う〜む。


人生での、バランスは大切だな、やっぱ。

コメント

ありす
ありす
2006年12月13日10:28

クマコさん
リンクありがとうございます。こんな日記ですが、お暇な時に覗いて下さいね。

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