2006年6月21日 映画
心
懐かしいATG系の映画で、これまた懐かしく松橋登の姿を見てしまった。

美しいなぁ・・・

そうだよな、日本には、こんな綺麗な役者がいたんだよなぁ・・・。

すみません、すっかりどこかに行ってましたわ登さん。

あんなに大ファンだったのにねぇ・・・。

70年代を中心に、松橋登は映画やテレビで活躍し、今は専ら舞台を中心に活躍なさっているそうだ。

1944年生まれだから、もう軽く60を越えたナイス・ミドル。だけどこのポスターの写真からはそんな年には見えないよな。

彼は声が特に印象的だった。顔や姿と同じく、何処までも清清しくて清潔な印象を与える声。

まさしく天からの授かり物なんだよね。

だからか、声優としても活躍し、ジョン・ローンの吹き替えもした。びったりだった。

・・・間違ってないよね? あの声は登さんだよね? 同姓同名じゃないよね?

でもどちらかと言うと、本人にもっとそのお姿を露出して欲しかった。

んで、久々に見た登さんの姿は・・・

ああ、美しい。

神経質さうな、繊細な様はどこかフランスのジャン=ユーグ・アングラードを思い起こさせる。

と言うよりも、わしゃ登さんに似てたからジャン=ユーグのファンになったのだわな、こりゃ。

一体全体、今までわしの心の中の何処に居たのよ登さんったら。

ホントにまったくすっかり忘れてたわよっ。

しかし、しみじみ思う。

わしはこんな登さんの様な顔が好き。面長で鼻が高くて、繊細な印象の人が好き。

こういう顔してたら、もうそれだけで一生ファンだな。キアヌとかもね。

しかし・・・、鼻高いなぁ・・・。ギャグでわざとつけた「外人の鼻」って感じだ。うらやますぃ〜。

いやいや、失礼しますた。

今見ると展開や言葉使いにヘンテコな印象も受けるけど、この映画さすがに新藤兼人監督&愛妻信子主演らしく、なかなか見せる。

松橋登の20代の頃の瑞々しいナイフの様に尖った美しさもいいし、辻萬長のごっつい姿との対比も、変な深読みもさせて(わしだけか?)面白い。

男のプライドと意地とにがんじがらめの生き難さは、なにも今に始まった事じゃない。

昔から、男たちは自分との対話に苦労してたんだよねぇ。

久しぶりに文豪の作品を読み直してみたくなった。


・・・、と言うか、わしゃ夏目漱石の本を大体映画やドラマで知ってるだけで、実際に読んだ物が少ないという事に気がついてしまったのだった。


死ぬ前に読んでおけって事なのかすら・・・・・

とりあえず、その前に登さんの作品を見直してみようかなっと。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索