平井堅写真集

2006年3月7日 読書
この写真は別物です。

ついに発売された堅ちゃんの写真集。大きいなぁ。本人と同じで妙に場所取るサイズの本だがね。


まるで美術書みたいな装丁だし。


写真集とは言ってもそれはシニカルな平井堅の事。まっとうにファンの望む様なものは出しませんなぁ。


プライベートの露出なんてお断わり。君達には僕の仕事の顔だけ知ってて欲しいのさっ。というどこか相手を突き放した冷たさを感じたりする。


そんな心の闇を隠さないからこそ、好きなのかもよ。


その「♪僕の全てを知りたがる、真っ直ぐな君が怖かった」的堅ちゃんの、そんな臆病な所に、みんなが自分の内面を見て、そして惹かれてしまうのかもね。


ファンとしては自宅でくつろぐ堅ちゃんのダラ〜っとした表情や、ラジオ収録時の様子や、ナイスなビキニ(かどうかは知らないけど)で泳ぐ引き締まった肉体とかも見たいなぁと思う訳だ。


でも出さない。


こう来たかって感じの写真集だったねぇ。


これが平井堅のスタンスですっていう、強い主張を感じさせて、まぁこれでいいんでしょう。


歌手は歌手としての姿を見ていて貰えれば良い訳で、アイドルちゃん達のように変に作られた表情の写真なんか必要ない。


最初見た時は「ふぇ〜、これぇ?」って少しガッカリしたんだけど、時間が経って来たら、「これでいいのだ」ってなって来たから不思議。


歌手平井堅にとって、映画「コールガール」でジェーン・フォンダが告白してた様な「自分の内面がお互いに対流し合う様な人。全ての良い部分と悪い部分とを曝け出しても平気な人」に出会えるのは何時なんだろね。


その時、ひとりの男としての堅ちゃんは、どんな歌を歌うんだろか。


もしかしたら、その時はもう歌う必要は無くなるのかもしれないね。今の堅ちゃんの歌には、素直な自分を出したくて、でも出せなくて必死にもがいている様な印象を受けるもの。


その思いや苛立ちや悲しさが全て歌に集約されているからこそ、聞く人の心に響くんだろうし。


堅ちゃんが歌わなくなったら、ファンとしては寂しいけどさ。


でも堅ちゃんには幸せになって欲しいなぁ。堅ちゃんの歌でこれだけ沢山の人達の心が助けられてるんだから。


とりあえず、今年はラジオにだけでも復活して欲しいわい。


たのむよ。

あなたの心の闇って、自分で言わなくてもファンは随分前から知ってるから。みんな似たもの同士のような気もするし。

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