コールガール

2006年3月7日 映画
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2006/02/03 ¥1,500
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今観ると主演の2人が若いなぁ〜。

ドナルド・サザーランドなんてホント初々しいよ。この当時大好きだったよなぁ彼の事が。

で、気がついたんだが、ドナルド・サザーランドと黄秋生って似てる。

顔とかではなく、何となく雰囲気が。まぁ、目元なんかは元々似てるんだけど、それ以外の、何とも言えない雰囲気が似てる。

見た目ヨロケたアウトローを気取りながらも、実は徹底した硬派で実に真っ当な感覚を持つ良識派的な所が。

こういう人って、正攻法では絶対に行かないんだよね。テレるって言うかなんというか。で、ついつい汚れ役的に斜めに構えてしまう。

ああ、結局自分はこんな雰囲気の人が好きなんだわなぁと自覚した次第。

所でだ。

師父が「功名が辻」に出てる浜田学を観て「何か中迫剛みたい」とポツリと言ってた。

そうかなぁとその時は思ったけど、結局タイプが同じなんだろね。身体が大きかったり、切れ長の目元だったり、デカイ割りに可愛い感じがしたりするのが。


何となく惹かれるタイプっていうのは、とどのつまりそんなにバリエーションは無いのかもね。

この映画はジェーン・フォンダが主演女優賞を獲った作品で、ほんとに彼女の存在がいい。

内容的にはもう少し主演の2人だけに絞ったらと言いたくなる箇所はあるんだけどね。

自分という存在の曖昧さに苛立ち、心が彷徨っている様子が、セラビストに話すセリフに生きている。

これって今から35年前の作品なんだよねぇ。

今の日本人の姿そのものでしょうが。まったく古さを感じない。


なんで売春婦になっているのか、何でこの男にだけは「感じる」のか。公開当時は赤裸々で衝撃的なセリフの数々だったはずなのに、今現在の日本では、ごく普通に日常会話の中で語られる内容ばかりだ。

公開当時わしは14〜5歳で、何故か今まで観る機会を逃していた。

あの時観ても結局は殺人事件解決の方にばかり目が向いて、都会で悩み流離う女の心なんて理解不能だったよな、きっと。


何でこの2人がこの状態でセックスしちゃうのかとか、判らなかったよ。


観る機会があったなら、是非是非ご覧下され。

いい作品です。

ラストのね、セリフがいいの。

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