UMD Universal Media Disc ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/10/26 ¥3,990
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いゃあ〜、今月は次々と人が死んだ。

まったくよく死んだよな。

喪服をクリーニングする間もありません。

そんなこんなでパソも開けられず、気がついたら実家のかーちゃんまでがボケ症状を呈してたりする今日この頃だ。

可愛がってた弟の方が先に逝っちゃったんだものね、そりゃガッカリするわな。

とりあえず長く患っての死なら、なんとなく納得も出来るんだけど、 ついさっきまで元気で居た人が次の日電池が切れた様に死ぬパターンが続いたので、もうなんか心が疲れたよ。

人ってホントあっけなく死んじゃうんだよねぇ。

そんな時、ケーブルでやってたこの二本を観る。

丁度制作年度に20年の開きが有る「ソウ」と「逆噴射家族」なんだけど、観ている人に伝えたいメッセージがまったく同じだったのには驚いた。

「ソウ」の方は脚本的に思わず突っ込んでしまいたい箇所山盛りなんだけど、確かに言いたい事は伝わってくる。

表現の仕方というよりも、もっと脚本練れば面白くなったのにという無念が残るな。

「逆噴射家族」の方は、生真面目な航空機の機長がストレスのあまり飛行機を逆噴射させて大事故を起こしてしまった実際の事件を下敷きにして、一つの家族の崩壊と再生を描いた、結構ヒロイ物の作品だ。

そのテーマは20年を経て、さらに強烈に心に響いてくるよ。当時はまるで人事として笑い飛ばしてた人には、もう一度見直してみる事をお勧めするわい。

植木等と倍賞美津子ってさすがに上手いなぁと変に関心したり、小林克也もいい味出してるなぁなんて見直したり。

大乱闘の果て家の中がボロボロになっちゃったのに、出された食卓のご飯やお味噌汁は全く汚れてなくて、冷蔵庫も真っ白で、そんな風にただ座ったら出てくる「家の食事」なんて、もう自分には無いんだなぁなんて考えたら涙が出て来た。

なんでもない日常の、なんでもない日々の積み重ねの有り難さを、こんなにも実感する日々が来るとはね。


それだけ失くした物が多くなったって事だわな。


よく「なんの為に生きてるのか判らない」なんて嘯く人がいるけど・・・・


答えは、もしかしたら、こんな映画の中にも転がってるかも知れないよ。

見付からなかったら、それはそれ。まだその時期に来てないってだけでしょうからね。


どうぞ、ゆっくり探してねぇん。

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