150cmライフ。

ISBN:4840107262 単行本 たかぎ なおこ メディアファクトリー 2003/02 ￥924
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このシリーズで「男性の平均身長182?のオランダに行く」というのが出たと新聞にあった。

ちょっくら本屋で立ち読みして来るかなと思う。

わしは最高で153?だったのだが、半世紀を生きてきて、最近何だか少し縮んだ感じもするのだ。

小学6年時にはすでにこの身長だったので当時は一番大きい部類だったのに、いつの間にかみんなに抜かれ、今じゃ靴まで子供靴売り場を探す有様だ。

10年前小学校の同窓会に出た時、男子から「こんなにちっちゃかったっけ?　スッゲェ大女だとずっと思ってた」と驚かれたが、アン時ゃお前がちいさすぎたのさっ。

ヒロもよく「ホントにちっちゃいよねぇ〜」と上から見下ろして笑ってたけど、奴は180?を優に越えたガタイを持つ男。

お互い見えない所が見えていいねと言ってたけど、それももういい思い出だ。

去年知り合った兄さんが経営するN・Y直輸入の店でオシャレなトレーナーでも買おうと思ったら、兄さんに「姐さんの着られる服はないよ」と笑われたし。

ホントに何でこんなに、みんなデカイのよっ。

「今度行ったらSサイズのも仕入れて来るから」と慰められたけど、大は小を兼ねるので、ホント言うとそれ程不便ではないと思っている。

んが、

反対に大きすぎると不便なんじゃないかなぁと思う事しかり。

服や靴も余計にお金かかるし、飛行機のエコノミー席は、さぞキツかろう。

わしなんか、あの狭い席であぐらが組めるぞよ。(足短っ)

寝具も特注になるしねぇ・・・

最近仕入れた情報では、なんと身体がデカイと、遺体を焼くにも余計に料金がかかるんだとさ。

骨がね、大きくて骨壷に入り切らないので、プレスして潰す費用に追加料金がいるんだって。

まったくねぇ、何が幸せで何が不幸なのかなんて、死んでからでないと判らないよな、まったく。

身体の大きいそこのアナタ。

遺族に迷惑が掛からないように、お金は多少多めに残してやりましょうね。

な〜んて言ってるわしの骨?

形も残らないで粉々になりそうな予感。そしたら風に乗って飛んで行くだけさっ。

お墓は要らないなぁ・・・。

その旨遺言しとかねばね。

そもそも、わしのお墓になんてお参りしてくれる人いるのかしらん。