心理学者がみた阪神大震災―心のケアとボランティア
2006年1月17日 読書
ISBN:4888483019 単行本(ソフトカバー) 小花和 尚子 ナカニシヤ出版 1996/02 ¥1,835
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11年前のこの日、震災に遭って人生の方向が変わった人がいる。
恋人の実家が震災に遭い、被害はそれ程でなかったものの、その時恋人の受けたショックを想い図る事も無く、自分に冷たくしたからと別れてしまった人。
激しいショックを受けて恋人は心身喪失していたのかも知れないとか、色々に思いを馳せても良かったと思うのだが、結局は縁が無かったと思うしかないのか。
7年前のこの日、義父が首吊り自殺をして、私の人生も少し軌道が変わった。
それまではかなり自分勝手に生きて来たのだが、あの日以来自分以外の人の為に立ち止まる事を考える様になったのだ。
でも、それが果たして自分に正直な生き方なのかは判らない。
いっその事全てを捨てて、全く別の人生を生きようかと思う時も有るけれど、それが自分にとって幸せと思えるのかも判らない。
そうやって迷って立ち止まっている時に、自分の言葉を代弁してくれるような歌を歌う人に出合った。
どういう因果なんだろか。
その人平井堅が、この日に生まれた人だったなんて。
堅ちゃんの歌には、どこか「見捨てられる怖ろしさ」が潜んでいて、その「ボクを捨てないで」という切実な訴えが私の心に響いている気がしてならない。
堅ちゃんも5・6歳の頃、兄に裏山までおんぶされて連れ出され、置き去りにされた覚えがあるそうだ。
小さな子供にとって、置き去りにされる程恐ろしい出来事は無い。
心の傷は人によってそれぞれだ。
私の方があなたより深く傷ついている、なんて事は無い。
感じ方は人それぞれだからだ。
心のケアは大切。そして長い時間を要する。
1月17日。
この日は私の人生にとっても、忘れられない日になっている。
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11年前のこの日、震災に遭って人生の方向が変わった人がいる。
恋人の実家が震災に遭い、被害はそれ程でなかったものの、その時恋人の受けたショックを想い図る事も無く、自分に冷たくしたからと別れてしまった人。
激しいショックを受けて恋人は心身喪失していたのかも知れないとか、色々に思いを馳せても良かったと思うのだが、結局は縁が無かったと思うしかないのか。
7年前のこの日、義父が首吊り自殺をして、私の人生も少し軌道が変わった。
それまではかなり自分勝手に生きて来たのだが、あの日以来自分以外の人の為に立ち止まる事を考える様になったのだ。
でも、それが果たして自分に正直な生き方なのかは判らない。
いっその事全てを捨てて、全く別の人生を生きようかと思う時も有るけれど、それが自分にとって幸せと思えるのかも判らない。
そうやって迷って立ち止まっている時に、自分の言葉を代弁してくれるような歌を歌う人に出合った。
どういう因果なんだろか。
その人平井堅が、この日に生まれた人だったなんて。
堅ちゃんの歌には、どこか「見捨てられる怖ろしさ」が潜んでいて、その「ボクを捨てないで」という切実な訴えが私の心に響いている気がしてならない。
堅ちゃんも5・6歳の頃、兄に裏山までおんぶされて連れ出され、置き去りにされた覚えがあるそうだ。
小さな子供にとって、置き去りにされる程恐ろしい出来事は無い。
心の傷は人によってそれぞれだ。
私の方があなたより深く傷ついている、なんて事は無い。
感じ方は人それぞれだからだ。
心のケアは大切。そして長い時間を要する。
1月17日。
この日は私の人生にとっても、忘れられない日になっている。
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