SURVIVE STYLE 5+
2006年1月10日 映画
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正月早々ハマってしまいますた。
公開時は全く知らなくて、今月の東映チャンネルで観たんだけど、もうどうしましょって位ツボにハマりまくり。
日本にもこんな映画が作れる人達が出て来てたんだね。うっかりしてました。
映像的に面白いのは今までだって沢山あるんだけど、変に気取ってたりして鼻に付くというか、まぁ要するに性に合わないものが多かったんだわな。
わざとらしかったり暗かったり、わざと難解にしてみたり演技がヘタクソでイカニモって感じだったりと、作り手のどこかに「お前らとは次元が違うんだよっ」っていう変なこだわりというか意固地な肩肘はった強がりを感じるものが多かったんだよねぇ。
だけどこれは・・・・
なんつーか、わしの中では「ロッキー・ホラー・ショー」と同じようなカルト・ムービーとなりつつありますのよ。
言いたい事がストレートで、とっても純粋で素直な感じを受けるんだもの。
この面白さは、なんと言っても先ず観るのが一番なんだけど、カルト的な毒が有るだけにアクが強い。
最初に「?」と思ったとしても、最後まで観ればもうラストで拍手喝采は間違いなしなんだけどね。
やったねっ、よかったねよかったねっと、それこそカルト映画鑑賞会特有の拍手が起こるよ。
それもこれも、きちんとした演技の出来る役者を揃えたからこそ。
ホラー・サイコサスペンス・中年キャリア女性の苦悩・自分自身を模索する青春群像・難病患者を抱えた家族の崩壊と再生。そしてプラス外で難しい顔して威張っているおやじの本音。
これだけの物語を詰め込んで、バラけないあっぱれさ。
どうしてバラけないのかは、観てのお楽しみ。
センスがいいわぁ。さすがだよね。
だけど冗談でなく、人って結構どこかで繋がってたりするんだよね。ほんと「え?」っと思うような形で知り合いがいたり、同じ場所に縁があったり。
だからね、独りよがりに好き勝手してると、後で必ず怖い事になっちゃうぞ。
生き抜いて行く為には、人との繋がりがあってこそだもの。
アナタ ノ ヤクワリ ハ ナンデスカ ?
この作品では随所で、この言葉が印象的に使われている。
あなたの役割はなんですか?
この地球上での、あなたの役割はなんですか?
私なら「ただ20世紀と21世紀の端境期を眺めているだけの人」とでも答えるか。
観る回数を重ねる事に面白さがアップして来るのは、まさしくカルトである証拠。
それにどこの国の人が見ても、すぐ理解出来る面白さだしね。
それにしても、あのチンピラ三人組いいわぁ〜。
いゃ、出てる全員が、いいわ。
と書きつつまた観ている。
中毒注意だな、こりゃ。
平井堅と香取慎吾がチョコっとスパイスみたいに使われてるのも、気にいったね。
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