浅草の仲見世あたりには、美術品として飾っておくばかりではなく、日本舞踊の小道具に使う為の日本刀や槍なんかも売られている。

重さや長さは色々なんだけど、みんな見た目は一応形の整った本物っぽいものを揃えてあるので、ついつい目が行ってしまう。


休み時間を利用してウロウロと辺りの商店街を歩いていると、日本刀の前で釘付けになっている人達を良く見かけるのだが、大抵は男で、みんな何故か物凄く嬉しそうだ。

国籍も年齢もバラバラな感じなのに、何故か男ばかりが日本刀や槍やらの武器にむらがっちゃあ、手に取って楽しそうに笑い合っている。

中には連れに切りつけてる人もいたりして。

ある店では店員に店の中で殺しはするな外ならいいと言われ、通りに出て刀を振り回している人もいた。

修学旅行の男の子が「あ゛〜欲しい」と動けなくなっているのも見た。

チミのおこずかいじゃ買えないよと店の人に言われて、今度親と一緒に来ますっと宣言してる中学生も居た。何処から来た子なんだかな。

一番可笑しかったのが、店に入って来るなりいきなり刀を手に取って「リアル? トーイ?」と怒鳴るような勢いで質問した白人女だ。

何ですかあなたは? 無礼者が。

そりはリアルでもトーイでもないわいな。日舞の小道具って書いてあるねものね。

どこの国でも、無礼の基準は同じだよね。人の振り見て我が振り直さなくっちゃねぇ。

しかし、なんで男は武器に群がるのか。

これが性ってもんなんだねぇ・・・

日本刀買って帰る男達の嬉しそうな事。国籍問わず、みんな同じ顔してるよ。


戦争や人殺しっていうのは、これだから無くならないのかなぁ。

いやいや、だからこそ、装飾品にもなる武器を使う場所をわきまえる事で、自制を育てて行くしかないのかなぁ。

男ってメンドクサイ生き物だ。

刀も股間の小刀も、やたらに振り回したらダメだぞ。

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