DVD ジェネオン エンタテインメント 2003/10/24 ¥3,990
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恭喜發財 !!!

今日は旧暦の元旦で、香港の友達から新年のカードが届いていた。

「新年好。この一年健康でありますように。健康でいれば、運も良い方に変わるから。」

本当だよね。健康がなによりだよね。

この映画が香港で上映されたのが、今から丁度12年前の酉年の旧正月。

学校を隠れ蓑にする悪と戦う警察官のシリーズ最終章で、今回「学校」は少ししか関係して無い。なんかお正月だから、特別オマケで作りましたって感じだ。それだけヒットしたシリーズだったんだろう。

お正月映画だから特にオバカ満載で、世界中で大ヒットした「氷の微笑」のパロディを下敷きに、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった周星馳のもう一つのヒット作品「ゴッド・ギャンブラー」まで登場させて笑わせる。

でも、最初この作品を見た時は、全然面白く感じなかった。

むしろ「なんだこの映画は。馬鹿か?」って感じにしらけてしまっていた。

大ファンの黄秋生が出ていたのでVCDを買ったに過ぎず、「あ〜あ、やっちゃったよ」ってな失望感の方が強かったのを覚えている。

あの当時は、やっぱりそれだけ具合が悪かったんだわなぁ。

単純に「あはははは〜、なんだあれ〜、ばかみたい〜」と笑って過ごせば良い物を、小難しく批評なんてしてた。

お正月映画なんだから、難しい事考えずに笑い飛ばせばいいだけなのに、それが出来なかった。

確かにギャグのツボというのもある。香港のギャグは、時に吉本興業的泥臭さと野暮ったさを感じるのだが、反面クセになると、そのノリが快感になってしまうという毒をふくんでいる。

だから乗れなければ、もうそれは仕方ない。単に「合わない」というだけなんだから。

画面に向かって「ああ、しつこいっ、はよ先に進まんかいっ。何でそんな所でクルクル回っとるんぢゃっ」と突っ込みながら観るのが正しい。

平井堅ちゃんのラジオ番組聴いてた時みたいに。

最初見た時には出来なかったこのノリが、今では普通に出来ている。それに良く見てみれば、切れ掛かっている愛の絆を取り戻そうとする健気な話でもある。

ほうほう、いかにもお正月に見て後味がいいねっていう話だわな。

昔見てつまらなかった映画でも、時が経つと違う見方が出来て面白く感じるって事もあるんだね。体調いかんで気持ちも変わるんだよねぇ・・・

だけど、ジュディ役のアニタ・ムイが次の酉年を迎える事が出来ずに子宮ガンで若くして逝ってしまったなんて、この時は誰も思いもしなかった。

やっぱり健康が、一番だよなぁ・・・

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