あのお話の中で、和尚が性門の大家白家のお嬢に陰陽五行について説明するくだりがある。
「心臓は舌に反映しており、肝臓は目に。脾臓は唇に現れ、腎臓は耳に出る。そして肺は鼻にその症状が出ます。だからその人の顔を見れば何処を患っているのか、すぐに解るのです」と。
それを見ていて、ふと手元にいつも置いてある四柱推命の本をパラパラと見直した。
ここ数年、滅多に開けた事の無い、始めの方のページだ。
ああ、そうだよね。基本を忘れてたよ。東洋医学の基本だよね。
実は、この所自分の唇の色の薄さが、常々気になっていたのだ。季節がら、よく乾くし。
それを見ていて、「もしかしたら脾臓が元々弱いのかもね」と思って本を読むと、脾臓の所の五変にひゃっくりとある。
うむうむ、私はひゃっくりよく出るぞ。そして脾臓を現すのは「土」だって。
ああ、わしゃ土ばかりの命式だもの、そうか、私にとって脾臓はよくよく気をつけていないとダメな臓器なんだよね。しかし、何で今頃こんな基本をおさらいしてるかな。
いっつもそうなんだよなぁ。たいていの事は二回繰り返さないと覚えられない。習性かしらん。
広東語も、最初の学校辞めてから、8年後にまた別の学校で初級から繰り返して習ったし、仲良しなのに距離感の上手く取れない友達とは何人も喧嘩別れして、5年10年と経ってから、みんなとまた関係が修復して、距離感も上手く取れるようになったし。
四柱推命も、ここでまた学び直してんのね。あれあれ。(ーー;)
でも脾臓って、そもそも何の働きしてんのか知らなかったので、ネットで検索してみたら、東洋と西洋で、全く違う事言ってるから驚いた。
西洋医学の方では、命に直接関わらない臓器なので、病変が見付かった際には摘出しても大丈夫とか書いてある。
でも東洋医学の方では、血液やリンパ液のフィルターの役割として働いている器官なので、感染症と戦う時に重要な器官とある。
21世紀はウイルスや細菌との戦いの時代だと言われているのに、そんな簡単に摘出したらアカンやろ。
陰陽五行では、土は真ん中、中央に位置している。真ん中が無くなったら大変な事になるんじゃないのかと、素人考えでも思うがいかが ?
大地が無いと、木は根を張れず水は枯れ、火は立ち消えて、金は養分を集められず育たない。
肝心要っていうけど、もっと奥にもう一つあるのかもね。これが秘められた奥義なのかも・・・(^^♪
今はあんまり無いけど、子供の頃に食べてすぐ走ったりすると左のわき腹が痛くなる事あったよね。あの痛い場所が脾臓なんだってさ。
次回からは痛くなったら「ああ、脾臓が痛いっ」と具体的に言うと、脾臓のありがたみも増すかもだ。
理由は食べ物を消化する時胃に沢山の血液が集まる為、胃に接近してる脾臓にも血液が集まってしまうからなんだって。で、フル回転して痛くなる。
食べすぎがよくないっていうのは、これだからなんだよね。一つの臓器に血液が集まりすぎて疲れさせてしまうと、当然他の臓器にも影響が出ちゃうんだから。
身体の中で出血があると、当然お掃除の為に脾臓がフル活動して汚れた血を集める。そうすると不足するからまた血が大量に作られ、それがまた脾臓に溜まる。
で、肥大してしまうんだと。
大怪我でもそうだし、私の様な子宮内膜症で毎月臓器の周りでも出血してた人達の脾臓だって、かなり肥大してる恐れ有りだ。
あんだけ酷い貧血だったんだから。ガンガン作ってたんじゃないの? 脊髄で。
脾臓が肥大すると鼻血が出やすくなったり、口の中から出血したりと、色々な症状が出てくる。
ああ、なんとなく、ヤバイ。覚えは有り過ぎる程ある。
東洋医学では、生体コントロールの中心と考えられているんだそうだ。
血液やリンパ腺のお掃除係りだもんね、もしいなくなったら上下水道がヘドロで詰まりまくるのと同じ様に成るんだろうなぁ。
西洋医学では、脾臓を摘出するとすぐに肝臓がその変わりをになうので心配ないと書いてあるんだけど、肝臓には肝臓の、もともとの仕事がある訳で。
いかんだろう、チミ。人様に自分の仕事おっつけて逝っちゃぁ。
それも汚れ仕事だぞ。
だけど面白い事に、脾臓って、脈管軸から成長した臓器なので、臓器そのものよりも、支配動脈に優位性があるんだって。(すんげー専門的な言葉。動脈の方が偉いって訳なの?)
だから摘出しても、それ程の後遺症が出ないのだと書いてあった。
・・・、大本が無くなったら、小さい脾臓がポコっと出来るって事 ?
何パーセントかの人には、そんな小さい脾臓を脾動脈に沿って、幾つか持っている人もいるそうだ。
切っても生えてくる。それだけ重要な器官って事でしょ?
生きていく上で。
お掃除の仕事って、本当は一番大切な仕事なんだぞって事だよね。
「気」の流れに、脾臓が物凄く重要な役割をしている様な気がするんだが・・・
なんか三流エロ映画見ながら、今日はイッパイ勉強しちゃったよ。
ああ、脳みそ痒〜い。
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