ストレスに克つ自律訓練法
2005年1月25日 読書
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昨日、実家にスーツケース返しに行って、久しぶりにみやび山の所に遊びに行ったら、彼女から自律訓練の事を聞かれた。
彼女も最初の子供を産んだ直後からパニック障害に掛かり、三人を産み育てながらも15年位は厄介な思いをしてきたんだけど、此処最近ようやく心と身体の折り合いが付き始めてきたんだという。
で、今までの薬依存を脱して、私のやってる自律訓練を始めようと思うのだとか。
なんかテレビかラジオで聞いた芸人の体験談がキッカケらしいんだけど、もうっみやび山ったら。わしが2000年からやってるぢゃないのよっ。とチョット口尖がらせてむくれたら、「まぁ、人の耳や心が開くのはそれぞれの時間がある事だし」と軽くいなされた。
そりゃ、そうだ。
本はどんなだと聞かれたけど、私の場合は「なんとなく流れに乗って、気がついたらやっていますた」ってやつでとりわけ本を読んだり情報を集めたりした訳ではないので、どんな本がいいのかのアドバイスは出来ない。
やっぱこれもご縁な物で、ピンと来たものを読めばよろし。私達を指導して下さってる先生は本出してないしね。
で、必要なのは、とに角続ける事だとだけは言っておいた。
以前私達の講座に二度ほど顔を出して止めちゃった人がいたんだけど、その人は自分の目的がズレてる事にすら気付かない方で、自律訓練を始める前段階が未だって感じの人だった。
この訓練はやってみて身体で知るしかないんだけど、本当に難しい。なのに、一度コツを覚えるととっても簡単なものだ。
この意味は、やってみないと掴めないよ。
よく人と自分を比べて自分の評価を無意識に決めてしまうタイプの人がいて、そんな人達の中には仮に「この手から白いケムリが出ますからよく見ていてください。誰にでも見えますから」なんて言われると、たとえ嘘でも「あっ、本当に出ましたね。見えます」とか言って、実際に見えた気になる人がいる。
みんなと同じじゃないと不安な心がそうさせるんだよね。心は知らない内に、自分に嘘をつくんだぞ。
そんな人達は、出来るだけ事前になんの情報も持たないで、とに角続けた方がいい。
でないと、また自分が自分に嘘をついてしまうよ。
今一緒にやっている中で、ただひとりそんなタイプの人がいて、「暖かいですわ」とかいうんだけど、実際の緊張が取れてるのかっていうと「?」って感じなんだ。
みんな緊張の取り方が段々判ってきて、それまでキリキリしてた体調や精神状態が改善されて来てるのに、ひとりだけ始めた時と同じに病気に支配されてるんだもの。
その二回しか来なかった人もこのタイプで、周りの一年以上続けている私達と自分を比べて「ああっ、私は皆さんのように出来ない・・・、出来て当たり前の事が私には出来ない」と悩んで、結局来なくなっちゃった。
もう身体が心の偽りに決別してる証拠なのに。動かないのは、動けないって事なのが、理解できてなかった。
辛い事や大変な事を、夫にも子供にも言えなくて、ただの愚痴を言い合う友達も居ないと言ってたけど・・・
曝け出せなけりゃ、固まるだけだよ。怖いよ。
みやび山はそんなガチガチのタイプじゃないんだけど、育った環境がとても特殊で大変な人生だったので、その昔からの「縛り」を取り除くには、やっぱり時間を掛けないとダメなんだよね。
それでもなんとか、自分でやらねばっていう気になったのは目出度い。
私もここの所、また少し身体の芯が固くなってる。
今日も昨日の疲れが出て、大切な研修に行けなかった。
のんびりと、やろっと。
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