香港の地下鉄ポーラム駅の周辺を歩いていた時に、一匹の小型犬がやおら駈け寄ってきて、私の靴のつま先をひと嗅ぎしたとたんに後ろ足で立ち上がり、両方の前足をそろえて高く差し出した事が有った。

「あれあれ」と思っている内に、その犬は何事も無かったかのようにまたトコトコと歩いていってしまったのだが、少し離れた所を付かず離れずに歩いていた飼い主と思しき背の高い男性が「良い人は判るんだ」とか、万国共通のお愛想を言ってくれたっけ。

その事を歳三兄さんに言ったら「なんにも呉れないや、ケチ、とか思ってたんだよその犬」と見も蓋も無い言葉。

畜生なんて所詮そんな程度だよなぁ。

神社の境内で突然足元に鳩の大群が舞い降りて来るっていうのも、「餌くれ」っていう意味に他ならないもんね。

鳩もうっかりすると黴菌吸い込んだりして肺の病気になるから気をつけねばならんが・・・

それでも牙をむかれて唸られたり、後ろ頭をつつかれたり糞をかけられたりする訳じゃないからいいか。

昔、術師が「鳩は貧乏神が乗る鳥だ」とか言ってたけど、ホントかにゃぁ。

それ聞いてからは、鳩に好かれるのも大概にした方がいいかなぁとか思ったりして。

まぁ、鳩の丸焼きは大好きなんだけどね。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索