一ヶ月半振りに自律訓練に行けた。

しかし、横浜の坂はキツカッタ〜なぁ・・・

久しぶりにゆっくりと話を聞いてもらい、身体の緊張を緩めてから、午後は毎年恒例の蓄音機コンサートを地味に楽しんだ。

2000年の夏から始まったこのコンサートも、季節季節の開催で今回が8回目。先生と同じく教職についている奥様が手作りしたスポンジ・ケーキやお菓子を、コーヒーや紅茶なんかを飲みながら、本当にとっても上品に、地味に楽しむのだが、この地味さ加減がハマルと楽しくなってくるから不思議。

私はここで「人と人との、いい距離の取り方」を学んだような気がする。

昔の私だったら、こんなにも「楽しい」とは思わなかったかも知れないからだ。

「何でもない会話」というものを、私はもしかしたら今までして来なかったのかも知れないし、そのスキルさえ持っていなかったのかも知れないなと思うのだ。

熱いか冷たいかのどちらかで、振り子の幅が大きすぎていた。

蓄音機に掛けるSP盤レコードは、先生曰く「生の空気が振動した記憶を閉じ込めた物」なんだそうだ。

そのせいで音に厚みを感じ、人の声や楽器が出す音の「揺れ幅」までが伝わって来るような感じを受ける。雑音すらも良い感じに響く。

これは悲しいかなCDの薄っぺらな音では再現出来ない。

雑音を取り払ったら、なんて事ないつまらない音になってしまったのって、なんか清潔にしすぎて必要な雑菌まで殺しちゃったら、返って感染症に罹りやすくなっちまいましたって言うのに、とても良く似てる。

この世には「雑な物」や「悪い物」って言うのも有りなんだよね。必要なんだよきっと。

そういえば最近よくバンケーキを作るようになった。

私は乳製品と卵にアレルギーがあるので、材料は小麦粉と黒砂糖、重曹に、有ればバナナやリンゴ。またはココアやナッツ類。それだけだが、結構りっぱなパンケーキが出来る。

焼き上がったら蜂蜜をかけて食べると、美味しいんだな、これが。ちなみに量はテキト〜です、いつもの事だがの。

この10年位はお菓子的な物を作ろうという気持ちさえ起こらず、日々のメニューにもあまり変化が無かった。

そういう「一見無駄と思える様なもの」にも気持ちが向くようになったんだよねぇと、一緒に自律訓練をしている大月小姐にほめられた。ホントだよ、よかったよかった。

蓄音機の柔らかい音にぐっすりと気持ちよく眠りコケ、帰りがてらは横浜方面の友達と忘年お茶会をした。

なかなか会えない人達だけど、時間をやりくりしてなんとか会えて嬉しかった。

この時に、人との付き合い方での距離の取り方を教えてもらった。

ホントホント、判っちゃいるけどなかなか出来てないんだよねワシってば。

次の日見るドラマ「エンジェルス・イン・アメリカ」にもそんなセリフが出てくるあたり、今の私の課題なんだろうねぇ。きっと。

自分と違う世界で生きている人達の話を聞くのは、本当に刺激になるし視野も広がるからありがたい。

忙しいのに、ありがとねっ。2人っ。

私も自分に合ったやり方で、なんとかやってみるよ。

切るべきものは、スパッと、テキト〜に流すものは流して、ゆるゆるといきまひょ。

しかしなぁ・・・、やっぱり「いゃあ〜ん、出来ない〜ん」などとブリブリぶりっ子しながら男を上目使いに見つめる様な女は、殺したくなるんだよなぁ・・・。そういう女に腑抜けにされてる男も・・・。



がるるるるるる〜

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