時々、とっても「寂しい」と言う感覚に襲われる時がある。

気圧の変化と関係してるのかも知れないし、誰かの思念とチャネルしてるのかもしれないが、いつも突然やって来て自分ではコントロール不可なので本当に厄介だ。

鬱だアンニュイだと言ってフザケテみた所で気持ちは全然上がってくれないし、無理に笑ってみても表情は暗いまま。

一緒に生活してる師父にしてみたらさぞかし鬱陶しいだろうけど、原因の一部に加担してる事は事実。

私の中にある原因の一部とぴったり符合するお互いの欠けた部分に、そろそろしっかりと目を向けないといけない時期に来たようだ。

それでも私達はお互いの違いをしっかりと確認していた筈だ。

昔見たテレビ番組の中で紹介していた二匹の小猿の姿が、お互いにそっくりだと確認していた筈だ。

飛び回るのが好きなチンパンジーのミナミと、引っ付き虫みたいに抱きついてるのが好きなオランウータンのミチコの習慣の違いに大笑いしながら、抱きつく相手から逃れようと毛まで逆立てて嫌がってるミナミに必死でしがみ付きながら、物凄く悲しそうな瞳をしてるミチコに胸が詰まったよ。

別にいつもあんなに邪険にされてる訳でもないし、あんなに年中引っ付いていたい訳でもないんだけど、くっ付く密度の好みが、やっぱり微妙に結構違うんだよなぁ。

引っ付くっていうのは、本当に純粋に引っ付くだけなんだけど、男友達にそのニュアンスはどうも理解出来ないみたいで、うかつに頼めないしなぁ。

それに誰でも良いって訳でもないし。

こんな時はヒロに引っ付きたかったけど、もうとっくの昔に嫌われたし。

かと言って女友達には引っ付きたくないし・・・

ゲイの友達は遠くに居るし忙しそうだし、彼にしてもプヨプヨな頼りない身体の女を抱くよりは、やっぱりしっかりした男の身体の方が気持ちいいだろうし。

試しに男友達に「寂しいと言ったら慰めてくれるか」と聞いてみたら「当たり前だ。SEXしたい」と冗談とも本気とも取れる答え。

ああ、聞くんじゃなかった。トホホ・・・

こんな気持ち、ヒロちゃんだったらきっと解ってくれたよなぁなんて、今だにそんな事思ってる自分が益々悲しく寂しくなって来る。

外は雨が降ってて寒いし、余計にアンニュインな気分なのよねぇなんて独りごちてたら、ラジカセから平井堅ちゃんの新CDの中に入ってる「鍵穴」が聞こえて来た。久しぶりのエロっぽい堅ちゃんらしい曲だ。

♪右曲がりの鍵穴〜 ♪

何で知ってるんだヒラケンよ。君が左曲がりのダンディなら正常位でぴったしなのに。

・・・、鬱は遠かったらしい・・・。

ちょっと一安心。

でもやっぱり、誰かに引っ付かせてもらえると安心するんだけどなぁ。師父にもパワーを上げられるんだけどなぁ。

師父はこういう時、ぐぐぐっと独りの世界に入ってしまう。山伏っぽいっていうか修練僧っていうか、洞窟に入って出てこなくなる。

それは彼の個性なので無理に引っ張り出す事はしない。それに今回の妹の死は、誰にも替わりが出来ない事だし。

支えたいなぁと思っても、自分があまりに不安定で倒れそうになる。

この不安定さは、夫の心の中に自分よりも大切な異性が存在する事への不満の表れなんだろうか?。だけど男が母親や姉や妹を妻よりも大事に思う心をなんで非難出来る?

第一その「大切にする心」って、量りに掛けられる種類の物か? 全くの別物だろうに。

ちがうな。自分の心の支えになるべき父や兄や弟の存在が皆無な事への苛立ちと虚しさから来るんだ。

生まれ育った環境に普通に異性の居る事がこんなにも大切だったなんて、今さらながら思い知る私だ。

自律訓練で、随分良くはなって来たけれども。

やっぱり本格的なカウンセリング受けるべきなのかなぁ・・・

だけど「思い残し症候群」のあのセンセも、結局はただのエロ爺だったしなぁ・・・

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