三十六計逃げるに如かずっ !!!

風邪が抜けそうで抜けない。

元々は今月の3日に会ったKちゃんから貰ったものだ。術師の元妻だ。

今日術師に電話した時その事を話したら、「あなたはホントに隙があり過ぎる。君子危うきに近寄らずだよ。あんな運気の落ちてる人に近づいたらダメだ」と笑われた。

確かにね、最初電話を貰った時、彼女のその酷い風邪声に一瞬ひるんだものだ。

師父のイベントの時風邪ひいてて迷惑掛けたらどうすべーと。

で、断るつもりだったのに何故かOKとメールしているあたりに、一瞬の「魔」を感じるよ。

後で考えると、なんであの時あんな事しちゃったのかと頭捻る事って多いよねぇ・・・。

それが「魔が差す」って事なんだよなぁ。

それでも先週の水曜日、彼女から携帯に電話が入った時にはさすがに出なかったよな。

平気で咳を撒き散らす無責任な姿にむかついてもいたし。

メールで「風邪ひいて声出ない。あんたの風邪がうつりましたのよ」と出しておいたんだけど何の音沙汰も無し。

おいおい、知らん振りかよ。「うっそぉ、鬼の霍乱?」も「大丈夫?、お大事に」も「ごめんね〜、私も治らないの。今年の風邪は性質悪いよね」も無し。

ホント、術師の言う通り、損得勘定抜きの友達はいないはずだわ。

態度に誠意が感じられなくて、これじゃ友達も離れて行くよ。

メールで自分の行動を非難されたとでも思ったんだろか、そんな事言われる筋合いじゃないわとでも思ったか。

もしそう思ったのなら、あきれた尖がりのプライドだ。すぐに足元をすくわれる浅はかさだ。

自分が一ヶ月も風邪をこじらせて咳をし続けていたのは事実だろうに。

これはもうこちらの問題で、なにも彼女に文句を言ってどうこうするものでも無いな。

つまりは、今の私と彼女のタイミングがとてもズレているというだけの話だからだ。

良いタイミングで会えば相手が風邪をひいていようが移る事もないし、またそんな時期に会おうという電話も来ないだろう。

運気の落ち気味の人や、自分とのタイミングがズレてかみ合わない人達って、変な時間に電話をくれたりするのも特徴かも。

食事の最中だったり、お風呂の前だったり、etc.etc.

それでも食事をしながらでも電話で話せるような相手もいる訳で一時が万事でも無いんだけど、相手の事を気遣わないで自分の事ばかりをまくし立ててくる人は要注意だよなぁ。

運気を落とされてしまう危険があるかもだ。

落とされる方が悪い　?

そうね、ホントそうね。

でも、私普通の人間だし、危ない事からは極力離れていた方が良策の場合が多いし。

昔、発言や言動に一貫性が無くて、親切で付き合う人達を振り回している女がいたんだけど、その人に「あんたはどうしてそう、人を振り回すのよ」と苦言を呈したら、なんと大きく胸を張って笑いながら「あ〜ら、振り回される方が悪いのよ」とのたまったバカがいた。

あんまりにも人の心が判らないバカぶりに、あきれて誰も相手にしなくなったらその内孤立して、おまけに病気になったらしい。

気の毒かなとも思ったけど、私もその人と会わなくなってから確実に自分の運気の流れが良い方に変わったのを感じる。

逃げるのは恥ずかしい事じゃないよ。

ダメだなぁと思ったら、先ず逃げる。

そして、安全な所まで行ってから次の手を考える。

本当に、その頃合を見分ける目を養わなくてはのぅ。

実際に、携帯電話に出ないでやり過ごしてからは熱が出たけどそれで随分スッキリしたし、ちゃんと起きていられるし、師父にも移らなかったし。

と言うわけで、悪しき物からは逃げの一手を誓う、最近のわしなのだった。