変な確率

2004年11月22日 エッセイ
人通りの少ない道を歩いていて、後ろから飛ぶように走ってきた自転車が、道の脇にあったけっこう目立つ大きめの石にウッカリ乗り上げてコケかけたマヌケな姿を見る確率。


のんびりした昼下がりに、向こうから歩いて来た小柄な爺さんが目の前で突然物凄くでかい「屁」をこいて、ロケットの様に自分の屁に吹き飛ばされてる姿を見た近くにいたリーマンが、笑いをこらえようとして膝が先に笑ってしまい、もがきながらガクガクと道の真ん中に跪いてしまった姿と、壁にもたれてハアハアと虫の息の爺さんの間を、笑いを堪えながら歩かなければならない確率。



広い広いゆるやかな坂道をただ一人自転車で登っている時、上からのんびり下ってきたリヤカー引いたお爺さんになぜか引き寄せられて、いつの間にか激突してしまい、何もこんな広い道でぶつかって来る事はねえべーと爺さんに怒られる確率。


腹具合が極端に悪い時、後ろに誰も歩いていない事を確認してから思い切り大量の放屁をした直後、突然横の公園から飛び出してきたスケボー小僧がその「屁溜まり」に飛び込んで「ぐわわわわわわっ、くっくっくっせぇ風が来たぁぁぁぁーーっ」と大声で断末魔を上げるのを聞く確率。


世の中には難しい確率で、いろんな事が起こるなぁ。


☆全て実話。

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