元気をもらう　元気になる

よく「元気をもらう」と言う人がいるが、元々元気は人と人との間でやり取り出来るもんでは無いとか茶々を入れる輩がいて、「そんなんどうでも良いではないか」とも思うのだが、自分がパワー・ダウンしている時は、確かに「貰う」感じがするのも事実だ。


本来なら、人に会って楽しくなって、自分の内面から活力が湧いて来るのを「元気になった」とでも言うのかも知れないが、元気に励んでいる人に会って、その元気が伝染したかの様な錯覚を起こして、落ち気味の気持を引き上げてもらうのだって、有りだよなぁと思う。

実は昨日友達とドドールでお茶してた時、妙にヒロに似ている人がいて、思わずじーーーーっと見てしまった。

勿論本人ではないんだけど、凄く似ていて、特に笑顔がそっくりだ。

手元の携帯でゲームをしていて、もう夢中なんだけど、点数が良いらしく始終ニコニコと微笑んでいる。

わぁ似てるなあと、相手が液晶画面に釘付けなのを良い事に、ずっと見てしまった。

その帰り道で、またまた向こうから、今度は多分十代な感じの若い兄ちゃんが歩いて来たのだが、彼がまたヒロに良く似ている。

それに、この彼もまた何事か良かことがあったのだろうか、クスクスクスクス笑いながら歩いている。

当然私の存在なんか気にもしないですれ違っていったのだが、その後ろ姿もクスクスしてて、物凄く楽しそうだった。

以前電車の中などで見かけるそっくりさんは、みな一応にむっつりとしたつまらなそうな顔をしていて、ヒロは今つまらない生活してんじゃないのかなぁとか思ったけど、こう一日のうちに出合った二人のそっくりさんが2人とも楽しそうにしていると、何となく「もしかしたら、今は楽しいのかな」とか、勝手に思ってしまったり。

単純だわな。

福助兄さんに言わせると、そういった状況というのは「神様がね、会いたい人の今の姿を見せてくれていると思っちゃって良いのだ。俺が許すっ」のだそうだ。


ヒロちゃんがあのそっくりさん達みたいに、にこにこと元気で暮していてくれると思うだけで、私は元気になれる。

さっきもデイで91歳になるお婆さんに「私はまだまだ負けないわよ。あなたも声を潰さないように気をつけて、また会いましょうね」と励まされた。


そして帰ってきてメールのチェックをしたら、長い事返事のなかった友達からのメールが来てた。

こんな事が元気の元になる。

人と人は、反発し合いながら、求め合いながら、こんな風に関わりあって生きてるんだよねぇ。