緋牡丹博徒花札勝負

2004年8月1日映画

DVD 東映 2003/05/21 ￥4，725
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マイ・プーム「目指せ健さん全作制覇」の73本目。

高倉健の映画を見続けていれば、当然ぶつかる渡世の掟。

ヤクザ物は嫌だなぁと思いながらも見続けて行くうちに、自分の中に眠って居る鉄火心に火が点いたりして、ちょっと驚き。

特に「娘盛りを渡世にかけた〜」と御世辞にもあまり上手くない唄を一生懸命に歌うお竜さんの美しさ、形の良さに心酔してしまうのは、そんな女の意気地に憧れも入ってるからなんだろなぁ。

健さんが客演しているヤクザ物は、早回しで見てもいい感じの物が殆どなんだけど、この作品はついつい見入ってしまった。

話の内容と、藤純子と清川虹子の夜会巻きの美しさに。

ロミオとジュリエットさながらの純愛を通す若い2人に、かつての自分の果たせなかった夢をダブらせる渡世の客人。

言葉で好いた惚れたと言わなくとも、見詰め合うその眼差しが訴える、嘘のつけないお方だものねぇ。

う〜む。やはりここに来たか、自分。

夜会巻きと言えば、「Xファイル」のでのスカリーの何気なく見えて結構根性の座った夜会巻きが印象的だったけど、古いヘアー・スタイルでは有りながら、今でもバリバリのキャリア・ウーマン達のスーツスタイルにピッタリ。

私も以前はよく自分で巻き上げたモノだけど、ここ数年は心身症の影響もあって、人様に髪の毛が見せられなくてずっと被り物をして外出していた。

今、ここでこの作品に出会うのも、やっばり何かの縁だわね。

そろそろスカーフや帽子を脱いでもいい時期に来たのかもね。