ザ・ヤクザ

2004年7月27日 映画
去年の1月に突然はじまったマイ・ブーム「高倉健祭り」はまだ続いている。

その「目指せっ!健さん全作制覇」の72本目となるこの作品は、昨夜の深夜映画館で見た。

子供の頃に見ていた筈だが、すっかり忘れてたので、まるで新作を観る様に新鮮な気持。岸恵子が出ていた事すら忘れていたよ。

話が変だ。まぁ仕方ない。ハリウッド物だし。

昔見た時は、ロバート・ミッチャムのファンだから観たのだったが、今思うと、彼は友達のフレッドにとても良く似ている。

今まで気がつきもしなかったけど、知らない内に以前ファンだった人に似た人と友達になってたりした訳だね。不思議だ。

この映画を撮影していた時の健さんは43歳。男の厄年真っ盛りで、外国で「ゴルゴ13」撮ったり、勝新版「冒険者」とでもいう感じの「宿無」を撮ったりと、かなり迷っている感が見受けられる。

でも、身体は多分一番出来上がっていた頃だ。マッチョで綺麗。

一緒にいるロバート・ミッチャムが57歳のオヤジなので、よけいに物凄く締まって見える。

話は少しヘンテコなんだけど、お互いがケジメをつけるあたりの描写は、まぁ日本人の精神をよく表していていいかもね。

義理を立てたり人情にほだされたり、ビシっと一線を引いて付き合ったりなんて、もう全てが過去の遺物になっちゃたのかもしれないけど、やっばり、好きだなぁ。

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