気配

2004年7月9日 詩集
七夕の夜にあの人を感じた。

何故だろうか、急に

物凄く身近に感じて

嬉しくて、そして

悲しくなった。

その気配は

ただ横にいるようでもあった。

強く抱かれているようでもあった。

なにか、とても大切な言葉を

囁いているようでもあった。

七夕の「たな」は棚の意味。

「はた」は機織の機。

あの世から里帰りする人のために

新しい布を織って衣服を作り

棚に乗せて捧げ物とする日なんだそうだ。

中国では、龍王のお慈悲で

龍王の娘と、彼女の愛する牛飼いの男が

一年に一度だけの逢瀬が赦された日だそうだ。

誰かが、私に逢いたがっていてくれるのなら

嬉しいな。

私の、この想いが

同じように

届いていればいいのにな。

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