DVD ポニーキャニオン 2003/03/19 ¥3,990
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メル息子の、占いに自分の人生を決めてもらおうという甘い考えに本気で腹を立てて、「自分の人生は自分で選び取るものだろう。四柱推命はあくまでも人生の地図のようなもので最終決定じゃ無いっ。私は今色々あって忙しいんだっ」「じゃ、僕とのこんなメールのやり取りなんかしない方がいいんじゃないのっ」という激しいメールの応酬を最後にこの二ヶ月程ほっといた。
向こうからもなんのアクションもなく、もうこの楽しい親子ゴッコもお終いかと残念な気持でいる頃に、毎日の様にパソメールをくれる人がいた。
多分男。でも判らない。
出会い系などで知り会ったのでもなく、とあるファン・サイトにうっかり残してしまった私のメアドに、私のお勧め映画を見た感想をくれて、そのままメールのやり取りが始まった人だ。
最初は何となく普通の文通のようなやり取りだったのが、二週間ばかり来なくなったなぁと思っていたら、今度は携帯からのメールになり、内容もかなりHな感じに変わって来た。
まぁ、ここで披露するのも憚られる内容なのだが、ふざけてるのかなと思いうまくかわして面白がっていたら、だんだん「SEXしたい」という内容に変わって来た。
会った事もないのに、何をばかな。とも思ったけれど、その内に、これは今巷で流行のエロメールなのだと気づいたのだった。
アクセス元表示を見ていると、何故かその手のページに行く事があって、覗いてみたら、大変な事態になっている事を知った。
だいたいが中学から大学生あたりが対象らしいのだが、ほとんどが「今暇してま〜す。誰か電話でエッチしましよう」とか「俺とエロメール交換して下さい」とか言うのばかり。
携帯が普及すると、こんなに手軽にエロい体験が誰でも可能になるのだな。今の親はホント大変だとつくづく思う。
そもそも間違いが元でメール交換するようになったメル息子は、私の事を本当に母親の様に扱ってくれるのでその心配はないのだが、もう一人のパソメールをくれている人の方は、もしかしたら最初からそのつもりだったのかも知れない。
その証拠にあまりに「SEXしましょう」と言うのでウンザリして「ただのメル友ではダメですかいのぅ」と出したら返事が来なくなった。
ウ〜ム。正直っちゃ、正直な奴かもしれん。
さてさて、そんな時に見たこの「甘い嘘」。
ハッキリ言ってお勧めです。abc小姐、まだ観てなかったら次回のレンタルにどうぞ。ご参考まで。
だからあえて内容には触れないでおきます。出来ればパッケージの解説なんかも読まないで、素のままで観て欲しい。
わしゃ、ラストでまた泣いた。
健気で健気で、可愛いその嘘に泣いた。
フランス語には「浮気」の文字は無い、あるのは愛だけ。なんて言葉もある「ラ・ムール」に溢れているかの様な国フランス。
でもこの映画に出てくる老人は「愛は存在しない」とのたまう。
母親との関係が拗れて女を信じられない男が、次々に女を夢中にさせては捨てていくというお話は、日本の源氏物語と根底を同じにして、人類の永遠のテーマでもあるだろう。
それは「愛」と「信頼」。
♪いわば恋は気付けば始まる簡単なもので、理由も資格も要らず。だけど愛は努力して育てて行かなきゃいけない。プライドもマンネリも乗り越えて。♪
by 平井堅「泣いて笑って」
上手に歌ったな平井堅よ。でも自分の愛情生活の方はどうなっているのか、姉ちゃんファン達はそれだけが気がかりだがの。
もとい、
愛を知らない者は、人を信じる事も出来ない。
だからこそ、自分から行動を起こさなければ何も変わらない。
「私は愛された事がなかった。だから誰も愛せないし、信じられない」
ほざいてろアホ。
愛には努力が付きまとう。ただフラフラと口あたりのいい甘い恋ばかりを食べていたのでは、愛の苦さは辛いばかり。
でも、その苦さが、いつか必ず滋味に変わる。その時に、自分の人生を本当に喜べる時が来るんじゃないだろうか。
昔むかし、かのフレディ・マーキュリーがドイツに居た頃に愛した女性がいたそうだ。勿論彼はゲイなので、人として仲間として愛していたのだが、一度だけ彼女が彼の事を裏切るような行為をしたらしい。
そしたらフレディはバラの花束で彼女をブッ叩いたそうだ。
本当か嘘かは定かでないが、それだけ頭に来たという事だ。
頭に来たという事は、それだけ愛していたという事でもある。
どうでもいい人に、そんな激しい態度はしない。
殴りたい、殺したい、メチャクチャにしてやりたい等は、結局は愛情の裏返しに他ならないのだから。
それを理性でどう昇華するのかが、人としての真意を問われる所なのかも知れないが。
だから、昨今の下半身むき出し状態のパソや携帯のメール事情を思うと、この先人間ってどうなっちゃうのかなぁとも思うよ。
昔から既婚女性をねらう不届きな輩は居た。なぜなら彼女達は独身女性のように「結婚」を迫らないで、軽く遊べるからだ。
今はこれがとても手軽に出来るようになって、ひと時のアバンチュールに手を出す女性も多かろう。
でも火遊びは火遊び。上手にやらないと火傷するよ。
本当の愛って、ただただ軽くSEXするだけじゃ得られないよな。
本当の愛が欲しいのなら、むしろSEX抜きでどれだけ信頼関係を築けるかってのも、考慮に入れてもいいんじゃないかな。
勿論、信頼しあって、尚且つSEXの相性もバッチリっていうのが最高だけどね。
久しぶりにメル息子に「元気かやー」とメールしたら、さっそく「元気ですよー」と返事が来た。
まぁ、こんなふうに、マイペースで繋げて行く関係がいいな。
ゆる〜くゆる〜く、行きたいもんです。
この映画の主人公達も、その後はのんびり愛を育んだのか、どうなのか、それは観てのお楽しみということで。
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メル息子の、占いに自分の人生を決めてもらおうという甘い考えに本気で腹を立てて、「自分の人生は自分で選び取るものだろう。四柱推命はあくまでも人生の地図のようなもので最終決定じゃ無いっ。私は今色々あって忙しいんだっ」「じゃ、僕とのこんなメールのやり取りなんかしない方がいいんじゃないのっ」という激しいメールの応酬を最後にこの二ヶ月程ほっといた。
向こうからもなんのアクションもなく、もうこの楽しい親子ゴッコもお終いかと残念な気持でいる頃に、毎日の様にパソメールをくれる人がいた。
多分男。でも判らない。
出会い系などで知り会ったのでもなく、とあるファン・サイトにうっかり残してしまった私のメアドに、私のお勧め映画を見た感想をくれて、そのままメールのやり取りが始まった人だ。
最初は何となく普通の文通のようなやり取りだったのが、二週間ばかり来なくなったなぁと思っていたら、今度は携帯からのメールになり、内容もかなりHな感じに変わって来た。
まぁ、ここで披露するのも憚られる内容なのだが、ふざけてるのかなと思いうまくかわして面白がっていたら、だんだん「SEXしたい」という内容に変わって来た。
会った事もないのに、何をばかな。とも思ったけれど、その内に、これは今巷で流行のエロメールなのだと気づいたのだった。
アクセス元表示を見ていると、何故かその手のページに行く事があって、覗いてみたら、大変な事態になっている事を知った。
だいたいが中学から大学生あたりが対象らしいのだが、ほとんどが「今暇してま〜す。誰か電話でエッチしましよう」とか「俺とエロメール交換して下さい」とか言うのばかり。
携帯が普及すると、こんなに手軽にエロい体験が誰でも可能になるのだな。今の親はホント大変だとつくづく思う。
そもそも間違いが元でメール交換するようになったメル息子は、私の事を本当に母親の様に扱ってくれるのでその心配はないのだが、もう一人のパソメールをくれている人の方は、もしかしたら最初からそのつもりだったのかも知れない。
その証拠にあまりに「SEXしましょう」と言うのでウンザリして「ただのメル友ではダメですかいのぅ」と出したら返事が来なくなった。
ウ〜ム。正直っちゃ、正直な奴かもしれん。
さてさて、そんな時に見たこの「甘い嘘」。
ハッキリ言ってお勧めです。abc小姐、まだ観てなかったら次回のレンタルにどうぞ。ご参考まで。
だからあえて内容には触れないでおきます。出来ればパッケージの解説なんかも読まないで、素のままで観て欲しい。
わしゃ、ラストでまた泣いた。
健気で健気で、可愛いその嘘に泣いた。
フランス語には「浮気」の文字は無い、あるのは愛だけ。なんて言葉もある「ラ・ムール」に溢れているかの様な国フランス。
でもこの映画に出てくる老人は「愛は存在しない」とのたまう。
母親との関係が拗れて女を信じられない男が、次々に女を夢中にさせては捨てていくというお話は、日本の源氏物語と根底を同じにして、人類の永遠のテーマでもあるだろう。
それは「愛」と「信頼」。
♪いわば恋は気付けば始まる簡単なもので、理由も資格も要らず。だけど愛は努力して育てて行かなきゃいけない。プライドもマンネリも乗り越えて。♪
by 平井堅「泣いて笑って」
上手に歌ったな平井堅よ。でも自分の愛情生活の方はどうなっているのか、姉ちゃんファン達はそれだけが気がかりだがの。
もとい、
愛を知らない者は、人を信じる事も出来ない。
だからこそ、自分から行動を起こさなければ何も変わらない。
「私は愛された事がなかった。だから誰も愛せないし、信じられない」
ほざいてろアホ。
愛には努力が付きまとう。ただフラフラと口あたりのいい甘い恋ばかりを食べていたのでは、愛の苦さは辛いばかり。
でも、その苦さが、いつか必ず滋味に変わる。その時に、自分の人生を本当に喜べる時が来るんじゃないだろうか。
昔むかし、かのフレディ・マーキュリーがドイツに居た頃に愛した女性がいたそうだ。勿論彼はゲイなので、人として仲間として愛していたのだが、一度だけ彼女が彼の事を裏切るような行為をしたらしい。
そしたらフレディはバラの花束で彼女をブッ叩いたそうだ。
本当か嘘かは定かでないが、それだけ頭に来たという事だ。
頭に来たという事は、それだけ愛していたという事でもある。
どうでもいい人に、そんな激しい態度はしない。
殴りたい、殺したい、メチャクチャにしてやりたい等は、結局は愛情の裏返しに他ならないのだから。
それを理性でどう昇華するのかが、人としての真意を問われる所なのかも知れないが。
だから、昨今の下半身むき出し状態のパソや携帯のメール事情を思うと、この先人間ってどうなっちゃうのかなぁとも思うよ。
昔から既婚女性をねらう不届きな輩は居た。なぜなら彼女達は独身女性のように「結婚」を迫らないで、軽く遊べるからだ。
今はこれがとても手軽に出来るようになって、ひと時のアバンチュールに手を出す女性も多かろう。
でも火遊びは火遊び。上手にやらないと火傷するよ。
本当の愛って、ただただ軽くSEXするだけじゃ得られないよな。
本当の愛が欲しいのなら、むしろSEX抜きでどれだけ信頼関係を築けるかってのも、考慮に入れてもいいんじゃないかな。
勿論、信頼しあって、尚且つSEXの相性もバッチリっていうのが最高だけどね。
久しぶりにメル息子に「元気かやー」とメールしたら、さっそく「元気ですよー」と返事が来た。
まぁ、こんなふうに、マイペースで繋げて行く関係がいいな。
ゆる〜くゆる〜く、行きたいもんです。
この映画の主人公達も、その後はのんびり愛を育んだのか、どうなのか、それは観てのお楽しみということで。
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