シティ・オブ・ゴッド
2004年7月2日 映画
中学生の頃、「野獣の街」とかいう映画を見た。
確かイギリスのいかにもB級作品だったのだが、それなりに面白かった。
とあるカリスマ・ロック歌手がその人気の尻馬に乗って選挙に出馬し、最高権力を手にしたとたんに「30歳以上(確か)は投獄」とかいうむちゃくちゃな法律を作って、今まで自分の目の上のタンコブだった「オトナ」達を尽く排除してしまうという内容。
まぁ、多分に寓話的なのだが、最後は彼らに小ばかにされて腹の虫の治まらない10代の連中が、20代の彼らの事を「オヤジ」呼ばわりして、歴史は繰り返えされるのでした。と続くのだがの。
ちなみに主題歌はスレイドが歌ってました。
名前も忘れた主役(確か結構有名)が少し太めのロック・スターをカッコ良いんだか悪いんだかの微妙さで演じてて、申し訳程度のロング・ヘアーを後ろで束ねていたのがご愛嬌。
その続編はもの凄いホラー物に変わるので、さらにびっくり。
確か題は「チャイルド」
スティーブン・キングのとは別物で、とある島に夫と身重の妻が行く所から始まる物語。
忽然とオトナの消えた子供達だけの島の不気味な現実とは・・・
まぁ、10代以下の子供達がムカツク「オトナ」達を殺してしまったという話なんだけど、ラストはさらに年齢が下がって、今度は胎児が母親を・・・
ときりが無い。
哺乳類の中でも人間がダントツで不完全のまま生まれるのは何故なんだかなぁと、時々考える事がある。
鹿や馬の子供はかなり完全な形で出てくるから、短い時間で歩いたり母乳を飲んだり出来るのにね。
猿の子だって、手だけはしっかりと母の体毛をつかめる握力が備わっている。
でも、ライオンや豹の子達は、目が開くのに時間がかかる。猫も犬もそうだ。
イルカの子はすぐ泳いで乳も飲むのに。
肉食は成長が遅く、草食は早い?
エサだから ?
イルカは魚食べるけど、ジュゴンなんかは食べないから除外 ?
じゃあ、シャチの子は ?
生まれた時に、母体に傷をつける恐れがあるのって、何の種類だったっけ・・・ ?
なんかね、もし人間が完全な形で出てきたら母体が危ないから、こんな不完全な形で出てくるんじゃないかって、思ったりする訳だ。
それ程、根底に凶暴な遺伝子を隠し持ってるんじゃないかとね。
ここんとこ気持が揺れてて、誰のメールにも返事の出せない日が続いている。
手紙を書いてもすぐ破るしまつ。
まだまだ、自分の中の凶暴な遺伝子との折り合いが付いていない。
心が落ち着かない。そんな訳で、返事の遅れている方達すんませんです。
そんな中、昨日義母がポツリと愚痴った。
「下の孫娘はあたしが嫌いなんだと」
義妹の、部屋をゴミ箱状態にしている下の娘が、離れて暮している父に電話で愚痴ったんだそうだ。
ババァ、ウゼェ。と。
それを、妻の顔を見に来たついでのように、最後の捨て台詞の様に、あの馬鹿婿が言ったのだそうだ。義母の目の前で。
13歳は13歳の社会性しか持っちゃ居ない。だから悪態も仕方がない時もある。頭も視野も悪いし狭い時期だから、思った事をズケズケと口にしてしまう。
それでも、さすがに本人を前にしては言えなかったらしい。とりあえず遠慮の気持もあったんだろう。
で、この反抗期の13歳の言葉を鵜呑みにする52歳ってどうよ。
この男、頭の中身小学生以下。
さすが少年鑑別所出は違うね。
この映画「シティ・オブ・ゴッド」は実話を元にしているんだそうだ。
まるで先の「野獣の街」と「チャイルド」が何かの悪い冗談で具現化してしまったかの様な世界が、大都市の直ぐ近くで現実に営まれている。
でも、これはなにもブラジルだけの問題じゃない。
ニューヨークでもロンドンでも、香港でも。
私自身の直ぐ近くでも。
「あの子が嫌いっていうんなら、それでもいいさ」と悲しげにつぶやく義母だって、かつては「あの子」と同じ様な子だったのだ。
ずっと昔、私がもうすでに亡くなっている人達から聞かされた話は一つや二つでは無い。
歴史は繰り返す。
だからこそ、どこかで誰かが止めないと。
世の中には、この凶悪で陰惨な遺伝子の存在を理解して、許して、開放して、昇華させた人達だっているんだから。
だけどだけど、そんな義母のヘコんだ姿見て「ザマアミロ」って腹ん中真っ黒にして笑ってる自分・・・、まだまだだよなぁぁぁぁぁ・・・・
確かイギリスのいかにもB級作品だったのだが、それなりに面白かった。
とあるカリスマ・ロック歌手がその人気の尻馬に乗って選挙に出馬し、最高権力を手にしたとたんに「30歳以上(確か)は投獄」とかいうむちゃくちゃな法律を作って、今まで自分の目の上のタンコブだった「オトナ」達を尽く排除してしまうという内容。
まぁ、多分に寓話的なのだが、最後は彼らに小ばかにされて腹の虫の治まらない10代の連中が、20代の彼らの事を「オヤジ」呼ばわりして、歴史は繰り返えされるのでした。と続くのだがの。
ちなみに主題歌はスレイドが歌ってました。
名前も忘れた主役(確か結構有名)が少し太めのロック・スターをカッコ良いんだか悪いんだかの微妙さで演じてて、申し訳程度のロング・ヘアーを後ろで束ねていたのがご愛嬌。
その続編はもの凄いホラー物に変わるので、さらにびっくり。
確か題は「チャイルド」
スティーブン・キングのとは別物で、とある島に夫と身重の妻が行く所から始まる物語。
忽然とオトナの消えた子供達だけの島の不気味な現実とは・・・
まぁ、10代以下の子供達がムカツク「オトナ」達を殺してしまったという話なんだけど、ラストはさらに年齢が下がって、今度は胎児が母親を・・・
ときりが無い。
哺乳類の中でも人間がダントツで不完全のまま生まれるのは何故なんだかなぁと、時々考える事がある。
鹿や馬の子供はかなり完全な形で出てくるから、短い時間で歩いたり母乳を飲んだり出来るのにね。
猿の子だって、手だけはしっかりと母の体毛をつかめる握力が備わっている。
でも、ライオンや豹の子達は、目が開くのに時間がかかる。猫も犬もそうだ。
イルカの子はすぐ泳いで乳も飲むのに。
肉食は成長が遅く、草食は早い?
エサだから ?
イルカは魚食べるけど、ジュゴンなんかは食べないから除外 ?
じゃあ、シャチの子は ?
生まれた時に、母体に傷をつける恐れがあるのって、何の種類だったっけ・・・ ?
なんかね、もし人間が完全な形で出てきたら母体が危ないから、こんな不完全な形で出てくるんじゃないかって、思ったりする訳だ。
それ程、根底に凶暴な遺伝子を隠し持ってるんじゃないかとね。
ここんとこ気持が揺れてて、誰のメールにも返事の出せない日が続いている。
手紙を書いてもすぐ破るしまつ。
まだまだ、自分の中の凶暴な遺伝子との折り合いが付いていない。
心が落ち着かない。そんな訳で、返事の遅れている方達すんませんです。
そんな中、昨日義母がポツリと愚痴った。
「下の孫娘はあたしが嫌いなんだと」
義妹の、部屋をゴミ箱状態にしている下の娘が、離れて暮している父に電話で愚痴ったんだそうだ。
ババァ、ウゼェ。と。
それを、妻の顔を見に来たついでのように、最後の捨て台詞の様に、あの馬鹿婿が言ったのだそうだ。義母の目の前で。
13歳は13歳の社会性しか持っちゃ居ない。だから悪態も仕方がない時もある。頭も視野も悪いし狭い時期だから、思った事をズケズケと口にしてしまう。
それでも、さすがに本人を前にしては言えなかったらしい。とりあえず遠慮の気持もあったんだろう。
で、この反抗期の13歳の言葉を鵜呑みにする52歳ってどうよ。
この男、頭の中身小学生以下。
さすが少年鑑別所出は違うね。
この映画「シティ・オブ・ゴッド」は実話を元にしているんだそうだ。
まるで先の「野獣の街」と「チャイルド」が何かの悪い冗談で具現化してしまったかの様な世界が、大都市の直ぐ近くで現実に営まれている。
でも、これはなにもブラジルだけの問題じゃない。
ニューヨークでもロンドンでも、香港でも。
私自身の直ぐ近くでも。
「あの子が嫌いっていうんなら、それでもいいさ」と悲しげにつぶやく義母だって、かつては「あの子」と同じ様な子だったのだ。
ずっと昔、私がもうすでに亡くなっている人達から聞かされた話は一つや二つでは無い。
歴史は繰り返す。
だからこそ、どこかで誰かが止めないと。
世の中には、この凶悪で陰惨な遺伝子の存在を理解して、許して、開放して、昇華させた人達だっているんだから。
だけどだけど、そんな義母のヘコんだ姿見て「ザマアミロ」って腹ん中真っ黒にして笑ってる自分・・・、まだまだだよなぁぁぁぁぁ・・・・
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