叔父さんの23回忌だった。

母の妹のダンナさんで胃癌で亡くなった人なのだが、その時一人娘は11歳の誕生日の直前だったので、本当に不憫な思いがしたものだ。

今日は施主の叔母が体調不良で入院中の事もあり、今や立派に成長した娘が全てを切り盛りして法要は無事に終わったのだが、23回忌ともなるとなんか緊張もゆるんでしまい、足が悪くてお墓の石段が登れず下で待機の人や、かなり普段着な格好でやってくる人など、昔なら打ち首になるのは確実な者達続出。

良い時代に生まれたなぁ〜、なんて感慨にふけったりしちまった。

母一人娘一人で頑張った従妹も、横浜の大学に奨学金で入って卒業後は高校の教師になり、ついこの間インターンと結婚したなぁと思っていたら、2人の息子はもう小学校と幼稚園。

月日の立つのは、ホント早いなぁ・・・

そんなこんなで法事は無事に終わったんだが、思いもかけない出来事が二つあった。

一つは、母や叔母達の生まれた家がかなりのボロで住む人も居ない状態で放置されていたのだが、今年の頭の台風でなんと屋根が飛ばされてしまったんだそうだ。

それなので漸く解体されて今は更地になっているというので、母と姉で法事の後、見に行ってみた。

繁華街の中にあった家なのだが、更地にされたら意外に狭いのには驚いた。

子供の頃は、とても大きく感じたのにね。

そこら辺は井戸を中心に家を建てていた、本当に古い集合住宅の形をしていたのだが、子供の頃に見た景色とあまりにかけ離れているのには愕然としたよ。

今日の法事の施主が青春時代を過ごした「離れ」とか、私達が花火大会やスイカ割りをした井戸周りなどが、こんなに狭い空間だったなんて、何か信じられない感じ。

自分の生家が無くなって感無量になったんだろか、家に帰ってから母がとんでもない事を想い出したのだ。

「そういえば、お前横浜と縁が深いっていってたけどさぁ、あたしの母ちゃんの父親の妹って人がさ、横浜の港の近くで売春宿経営してたんだよね・・・」

げげげーーーっ!!!

初めて聞くよ、そんな話っ!

な〜んでそんな話が、この46年間も封印されてたのさ。

これも昨日の話じゃないけど、「結界の崩壊」なのかしらん・・・。

詳しく調べてみるべ。

もう一つは、従弟の話。

母の一番下の妹の息子なんだけど、何故か私に性格等が一番似ていると叔母達から言われている男だ。

「いつか俺がその地位を奪ってやる」と訳の判らない挑戦を私に吹っかけて来る奴なんだけど、趣味でビジュアル系バンドのドラマーをしている。まぁ、見た目は好みでまぁまぁだが、そいつが何と今年亡くなった大阪のぼんぼん先生と、生年月日が丸で一緒だった事が判明したのだ。

時間は違う。絶対違う。・・・たぶん違う。違ってて欲しい(希望)。

しかし、なんなんだ、この一致って。

ぼんぼん先生は亡くなる前に、よくとある生年月日の事を言っていて、わしと縁の深い人はこの月のこの日に生まれた人とも縁が深いんじゃと言っていたが、その日は私の姉の誕生日。

なんだろかなぁ。

世の中不思議な事が、ホント多いよなあ。

とりあえずは、横浜の娼館を調べてみっか。

愉しみが増えたよ〜

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