ルー・リード CD ワーナーミュージックジャパン 2004/04/07 ¥3,570

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「漸くルー・リードの新譜が出たよ。去年のライプなんだけど、いいよ〜」

と言って、術師が貸してくれた。

私もベルベットは好きだが、買ってまでは聞かない。大抵借りてダビングしちゃう派だから、こりゃ助かった。

彼曰く、side ONE の12曲目「毛皮のビーナス」のチェロが良いのだそうだ。

私もノイジーな音は割合い好きな方だけど、せいぜいアリス・クーパーの一枚目と二枚目程度で十分だと思って居るので、このチェロは、正直お腹イッパイです。

というより、不安神経症再発の危機に晒される音なので、もう二度と聞くことは無いと思う。この曲だけは。

滋が大昔、ピンク・フロイドを聞け聞けと貸してくれたんだけど、どうしてもあの音を聞くと心身の状態が悪くなってしまうので、もう二度と貸すなと怒った事があった。

ロジャー・ウォーターズ大好きな滋に「あの凡ベース」とまで言ってのける術師を合わせたら、きっと大喧嘩になるので一生紹介しないと思うのだが、どちらにしても、私には不安定になる薬みたいな音で、聞くのが辛いタイプなのだ。

ファンの方、ごめんなさいね。

アメリカには、精神疾患の治療にピンク・フロイドを使っている人もいるという話だけど、わしゃカンベンして欲しい。

同じつかうなら、このルーのベルベット・ヴォイスでの詩の朗読を聞くほうが、はるかに効果的だと思うよ。

チェロの音はともかくとしても、アートとしての太極拳や、自己の内面を見つめ続けるルー・リードの詩や音などが楽しめるので、先ずはお勧めの一枚ですだ。

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