以前abc小姐と一緒に、「我々もそろそろ尿モレならぬ脳モレの心配をつなければ」などと笑っていたら、なんと本当にそんな事があるのだと読売の医療ルネッサンスを読んで知って愕然とした。

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/index.htm

交通事故時の鞭打ちの後遺症で、脳内の髄液が漏れ出してしまうのだとか。しりもちを着いたり頭を打ったりしても起こるそうだ。身に覚えがあるだけに、とても人事では無い。

私の場合は、15歳の時山登りをしていて、降りる時滑ってしりもちを着き、その後一週間程足が麻痺して動かなくなった事があったのだが、そんな事でも脳には衝撃なのだとか。

そりゃそうだ。頭蓋骨の中で髄液に浮かぶ臓器なんだから、揺らしたりすれば、中で骨にぶつかって傷つくだろう。

昔、脳細胞は一度死んだらもとには戻らないと言われていたけど、今は再生したり別の部署が仕事を肩代わりしたりする事が解って来たので、たとえ傷がついたとしても、あまり心配する事は無い。


医師が見離した最悪の脳障害の人が、回復したのも知ってるし。

人間の回復力の限界なんて、誰にもわからないさ。

でも、漏れ出してしまうのを放っておくのは良くない。それに穴を塞いで髄液の流出を止めれば不快な症状が無くなるのなら、それに越した事はないよね。

この記事を読んでいたら、鍼の治療中に東京の鍼灸師が見つけた私の身体に開いた「気のモレ穴」の事を思い出した。

彼はぼんぼん先生とはまた違う考えの人なのだか、それでも腕のいい鍼灸師には違いない。大阪から帰ってから何やかんやで一年半通い続けて居る中で、彼は私の身体の変な所に「気のモレ」がある事を発見してくれたのだ。

なんとそこは股間。丁度右足の付け根の尾てい骨のあたりにあるツボだった。

まぁ、微妙な場所なので慎重に手を置きながら「ここは、以前何か怪我をしましたか?」と聞いてきた。


鍼は本当に不思議な作用をしてくれる。実を言うとそんなしりもちの事なんか、それまですっかり忘れていたのだが、鍼を打っているうちに、昔の古傷がどんどん復活しては消えている最中で、その頃は15の時のしりもちを思い出していた頃だったのだ。

その事を告げると、彼は「ああ、それでしょう。その時の治療が不完全だったから、今まで引きずってるんですね。ここから気が漏れてます」といって置き鍼を入れてくれた。

一ヶ月位、新しいのと取り替えながら入れっぱなしにしていたら、本当にウソのように足腰の不快がなくなって、気力が充満しているのが解って来たのにはびっくり。

頭の痛いのも、なくなったのだ。

気も漏れる。髄液も漏れる。

人間の身体って、結構穴が開きやすいし、ほころんだらツギハギ出来るんだなぁって思ったら、なんか可笑しかった。

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