今日は父の命日。

で、朝も早よから田舎へGO !

実家は車で大体3時間位の距離で、今住んでいるアパートから100キロ近く離れているが、良いドライブでもある。

でも、菩提寺はそれよりさらに山の中・・・。

赤城山の裾野を通り越し、伊香保温泉に限りなく近い場所にあるのだ。

仕方ないやな、一族の在所なんだから。

とはいっても、私の人生には、まったく馴染みの無い土地ではあるんだがの。

だからね、時々億劫になるの。お墓は住んでる場所の近くにした方が絶対いいって。

行楽気分で行くのも、まぁ、いいけどね。


戦国時代から続いている菩提寺は、ホントにボロい山寺で、幾度と無く噴火した浅間の火山灰の為に、古い墓石の多くが埋まりこんでしまっているのだが、時々地震やら雨やらのせいで、ホコっと地面から顔を出したりする事がある。

その様は、まさに「ゲゲゲの鬼太郎」の背景そのもの・・・。

今日も今まで見たことの無い墓石があったので、年代をみたら安永5年とあった。江戸中期だ。へぇ〜って感じ。物凄く新しくて綺麗だよ。長い事埋まってたんだよね、きっと。

このお寺は、枝垂桜の古木が有名で、見物に来る人も多い。丁度散り際の物凄い花吹雪の中で、ウグイスが鳴いていた。

風流ぢゃのぉ。父よ。

住職の尼さんもお出かけで不在だったので、早々に切り上げ、今が盛りと噂に高い「赤城の千本桜」を見に行く事にした。

しかし、私は地理に疎い。オマケに方向オンチ。頼りのナビゲーターの母は少しボケ気味。記憶がアヤシイ。

この2人が行くと、なぜかいつも同じ場所をグルグル回ってしまい、なかなか目的地にたどり着けないのだが、果たして、今日もそうなった・・・(T_T)

なんで、山ん中を、あんなにグルグル回るのよ〜

どこかに狐でもいたんでないの? てか、稲荷山 ?

暑いは疲れたわで、もういい加減帰ろうと帰路に着いたとたんに、何故か千本桜の道に出た。

・・・探し物は、探すのを止めたとたんに、見付かるもんだよね。

で、なんの事はない、その車の渋滞にのってノロノロ進むうちに、物凄い満開の桜の下に !!!

さすがに赤城山は寒いとみえて、本当に今が盛りで、一本も散っていなかった。

おお、美し、美しや。

いざやいざや、見に行かん。

確かにその価値はあるね。千本桜の塊は、驚く程幻想的だったもの。

まぁ、母と2人、やっただけの努力は報われるものだという結論で、美しい桜の森を後にしたのだった。

甘露かんろ。(^。^)

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索